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文教厚生委員長報告

 

     文教厚生委員長報告     平成24年9月定例会

 

 文教厚生委員長報告をいたします。

 文教厚生委員会に付託されました議案の審査結果等について報告いたします。

 

 今定例会において文教厚生委員会に付託されました議案は、「平成24年度島根県一般会計補正予算(第3号)」など予算案4件であります。

 これらの議案について、執行部に説明を求め、慎重に審査いたしました結果、いずれの議案も全会一致をもって、原案どおり可決すべきとの審査結果でありました。

 

 次に議案の審査過程において、委員から出された質疑について申し上げます。

 平成24年度島根県一般会計補正予算、教育委員会所管分のうち、旧益田工業高等学校敷地の汚染土壌撤去費についてであります。

 この補正は、基準値を超える水銀及び鉛を検出した汚染土壌を撤去するためのものでありますが、委員から、今後、他の実業高校において同様の事案が発生する可能性はないかとの質問がありました。これに対し執行部からは、汚染の原因となった重金属を扱っていた学科は、現在廃科となっている。また、その他の薬品を扱う場合においても、教諭及び実習の教員のもとで適正に実験を行うよう努めているとの回答がありました。

 

 次に、このたび新規に提出された請願の審査結果について報告いたします。

 請願第11号「介護職員処遇改善加算の継続、拡充を求める請願書」、請願第12号「安全・安心の医療・介護実現のため看護師等の夜勤改善・大幅増員を求める請願書」、及び請願第15号「B型肝炎・C型肝炎患者の救済に関する意見書採択の請願」、以上の3件については、いずれも全会一致で採択とし、意見書を提出すべきとの審査結果でありました。

 なお、これらの請願にかかる意見書については、後ほど山根副委員長、園山委員、萬代委員から提案理由を説明いたしますので、ご賛同いただきますようお願いいたします。

 また、請願第15号「ゆきとどいた教育をすすめるための請願書」については、教育の諸条件整備及び災害に対する施策を講じるよう求めるものです。本委員会に付託された項目のうち、「地震・原発事故などの災害から子どもを守る施策」については、全会一致で趣旨採択としましたが、その他の項目については、今回結論を出せる状況になく、今後も調査・検討を要するとの意見があり、賛成多数で継続審査とすべきとの審査結果でありました。

 

 次に、報告事項など所管事項調査における委員からの質疑、意見等のうち主なものについて報告いたします。

 まず、教育委員会所管事項についてであります。

執行部から、平成23年度の生徒指導上の諸問題の現状について、県内のいじめは前年に比べて減少したとの報告がありました。これに対し委員からは、表面化していないいじめを発見するための良い事例があれば、県の指導のもとで全県的に取り組んでほしいとの要望や、初めにいじめに気付くのは親であるが、最近の親は気付けなくなった。子どもを守るのは親であるということを啓発してほしいなどの要望がありました。

 

 次に、健康福祉部・病院局所管事項についてであります。

執行部から、昨年8月に県及び島根大学医学部に設置された「しまね地域医療支援センター」について、今後、大学・医療機関・市町村等と調整を図り、法人化を目指していくとの説明がありました。これに対し委員から、法人化のねらいは何かとの質問があり、執行部からは、会費収入や寄付金等による財源確保、また県・市町村からの職員派遣の受け皿となり、「オールしまね」で若手医師のキャリア形成等を支援する体制を構築したいとの回答がありました。

 

 以上、文教厚生委員会における審査の概要等を申し述べ、委員長報告といたします。

 

 

 



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