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文教厚生委員長報告

 

     文教厚生委員長報告    平成23年11月定例会(12月16日)

 

 文教厚生委員長報告をいたします。

 文教厚生委員会に付託されました議案の審査結果等について報告いたします。

 

 今定例会において文教厚生委員会に付託されました議案は、「平成23年度島根県一般会計補正予算(第3号)」など予算案2件、「隠岐広域連合規約の一部の変更」に係る一般事件案1件であります。

 これらの議案について、執行部に説明を求め、慎重に審査いたしました結果、いずれの議案も全会一致をもって、原案どおり可決すべきとの審査結果でありました。

 

 次に、請願の審査結果について報告いたします。

 継続審査中の請願第4号は、県内の児童生徒に対しゆきとどいた教育を進めるため、教育の諸条件整備を求める内容でありますが、本委員会としてはいずれの項目も今回結論を出せる状況になく、今後も調査・検討を要する事項として継続審査とすべきとの審査結果でありました。

 

 次に、陳情の審査結果について報告いたします。

 陳情第51号と陳情第54号は、社会保障と税の一体改革案における、受診時定額負担の導入に反対する意見書を国に提出することを求めるものであります。

 委員からは、現時点で導入が断念されたと考えられるため、継続審査として今後の状況を見守るべきではないか、との意見がありました。一方で、現在もなお政府・与党で意見が異なり、報道内容も様々であるため、議会として現時点での判断を示すべきである、との意見もあり、挙手による採決を行った結果、採択すべきとの審査結果でありました。

 なお、この陳情にかかる意見書については、後ほど山根副委員長から提案理由を説明いたしますので、御賛同いただきますようお願いいたします。

 

 続いて、報告事項など所管事項調査に関連したものについて申し上げます。

 

 初めに、健康福祉部所管事項についてであります。

 島根県重症心身障がい児(者)相談員制度に関して、委員から、相談員の業務として、当事者とその家族に寄り添い、適切な情報提供や指導・助言を行うとされているが、離島や中山間地域を抱え、地域ごとの状況が違う県内において、3名の相談員で対応が可能か、との質問がありました。

 これに対し執行部からは、これまで実施されてきた重症心身障がい児(者)の家族を対象とした療育相談会や、法人に委託し県内の各地域で実施している療育活動などの機会を利用することにより、この相談員が様々な相談等に応じ、必要な助言を行っていくことが可能であると考えている、との回答がありました。

  

 次に、教育委員会所管事項についてであります。

 ユネスコ無形文化遺産代表一覧表への記載が決定した「佐陀神能」に関して、委員から、このたびの記載を契機に、今後の伝承や観光にあたり島根県としてどのような取り組みを考えているか、との質問がありました。

 これに対し執行部からは、まずはきちんと伝承していくことが一番重要であり、後継者の育成など文化財の伝承についての支援をしたい。また、今後これをどのように広めていくかについては、保持団体や地元松江市など関係者と連携をとりながら考えていきたい、との回答がありました。

 これに対し委員からは、教育委員会による保存や伝承の取り組みだけでなく、商工労働部との連携により、観光やまちづくりにも積極的に取り組んでほしい、との要望がありました。

 

 以上、文教厚生委員会における審査の概要等を申し述べ、委員長報告といたします。

 

 

 



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