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建設環境委員長報告

 

建設環境委員長報平成20年11月定例会

 

 建設環境委員長報告をいたします。

 建設環境委員会に付託された議案の審査結果等について報告いたします。

 

 今定例会において建設環境委員会に付託された議案は、予算案2件、条例案1件、一般事件案4件であります。

 

 これらの議案について、執行部に説明を求め、慎重に審査いたしました結果、一般事件案第136号議案及び第137号議案は賛成多数により、その他の議案は全会一致をもって、原案どおり可決すべきとの審査結果でありました。

 

 次に、議案の審査過程における執行部からの説明、委員からの質疑、意見等のうち主なものについて報告いたします。

 

 まず、第128号議案「平成20年度島根県一般会計補正予算(第3号)」についてであります。

 

 環境生活部の補正予算のうち、「三瓶自然館空調設備木質バイオマス化事業費」について、執行部から、老朽化した空調設備を地球温暖化対策の普及啓発効果が期待できる木質バイオマス利用機器に更新するための経費を計上した、との説明がありました。

 委員からは、機器の導入にあたっては、現場の三瓶自然館や関係機関と協議するとともにPRにも努めてもらいたい、との意見がありました。

 執行部からは、木質バイオマスによる空調設備は、県において初めて導入するものであり、先導的な効果が充分に発揮されるよう関係部局と協議し、PRにも努めていきたい、との説明がありました。

 

 土木部の補正予算について、執行部から、国が8月に発表した「安全実現のための緊急総合対策」を実施するため、交通安全対策、防災対策等に係る国庫補助公共事業及び直轄事業負担金等の補正を行うものであり、県単事業費を財源として、国庫補助事業を活用することにより、より多くの事業量を確保できる、との説明がありました。

 委員からは、11月補正後の補助・県単公共、直轄負担金、維持修繕費などを併せた公共事業の事業量が、平成19年度6月補正後と比較し、103パーセントとなったことに対し、土木部の努力を評価する、との意見がありました。

 

 次に、報告事項など所管事項調査に関連したものについて申し上げます。

 

まず、環境生活部所管事項の「島根県社会貢献活動促進基金(仮称)」についてであります。

 執行部から、NPO団体などの活動を支援し、基盤を強化するため、県民・企業からの寄附金と県からの拠出金による新たな社会貢献活動の促進を目的とする基金の造成を検討する、との説明がありました。

 委員からは、平成20年4月施行された「ふるさと島根寄附条例」との関連性についての質問や、企業や県民に寄附を呼びかける場合、税制の優遇措置についてのPRが必要ではないか、との意見がありました。

 執行部からは、「ふるさと島根寄附条例」では、読書ボランティア活動以外の社会貢献活動は対象事業となっていないため、今回の基金との重複はほとんどないこと、また、今回の寄附金の税制優遇措置については、積極的にPRしていきたい、との説明がありました。

 

 次に、土木部所管事項の「平成21、22年度島根県建設工事入札参加資格審査項目」についてであります。

 執行部から、今回の入札参加資格審査における特別点の見直しにおいては、優れた技術力や社会性を兼ね備えた企業及び地域に貢献している企業を適正に評価する観点で実施し、新たな特別点の加点項目として、労働安全対策、労働者の福利向上及び雇用の確保の項目を追加することとした、との説明がありました。

 委員からは、地域への貢献、労働者の雇用、安全対策など新たに加点項目が追加されたことについて評価する、との意見がありました。

 

 最後に、委員からは、公共事業費の縮減により、建設産業等を取り巻く状況は大変厳しいものとなっており、必要な公共事業費を確保するとともに、圏域ごとに均衡のとれた予算の配分に努めてもらいたい。また、公共事業の発注、特に県単事業については、事業量が平準化するよう春先の発注を検討してもらいたい、との要望がありました。

 

 以上、建設環境委員会における審査の概要等を申し述べまして、委員長報告といたします。

 



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