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建設環境委員長報告

 

建設環境委員長報平成20年6月定例会

 

 建設環境委員長報告をいたします。

 建設環境委員会に付託されました議案の審査結果等について報告いたします。

 

 今定例会において建設環境委員会に付託されました議案は、予算案1件、条例案3件及び一般事件案5件であります。

 

 これらの議案について、執行部に説明を求め、慎重に審査いたしました結果、一般事件案第98号議案については賛成多数により、その他は全会一致をもって、原案どおり可決すべきとの審査結果でありました。

 

 次に、議案の審査過程における執行部からの説明、委員からの質疑、意見等のうち主なものについて報告いたします。

まず、第86号議案「平成20年度島根県一般会計補正予算」についてであります。

 

 執行部から、地方道路交付金の交付率の嵩上げなど国の制度が改正されたことにより軽減される県費負担額をもとに必要な道路整備を実施するための事業費21億8千万円余、道路事業の補助金・交付金の国の内示にあわせた補正、事業費11億1千万円余、総額約32億9千万円を増額補正し、早期の対策が必要な箇所、単年度の施工により整備効果が発現する箇所、新規路線や部分供用を目指す路線へ重点配分するものである。との説明がありました。

 

 また、執行部からは、道路整備財源特例法の改正により、地方道路整備臨時交付金について地方の財政状況に応じて交付率が引き上げられたこと、国直轄事業の地方負担金、補助事業の地方負担金分等に対する無利子貸付金制度が創設されたことについて、財政状況の厳しい本県においては、有益な制度であり、しっかり活用する方向で対応したい。との説明がありました。

 

 全会一致とならなかった第98号議案「契約の締結について」、委員からは、「松江第五大橋道路」については、交通渋滞の緩和や移動時間の短縮という点で理解はできるが、国や県の深刻な財政状況、関係権利者の同意状況等を総合的に勘案したとき疑義を感じることから反対である。との意見がありました。

 

 次に、報告事項など所管事項調査に関連したものについて申し上げます。

 まず、環境生活部所管事項の「馬潟工業団地周辺水路ダイオキシン対策」についてであります。

 執行部から、6月17日に開催された「馬潟工業団地周辺水路ダイオキシン対策委員会」の意見をふまえ、汚染原因を究明するためダイオキシン類の異性体調査、底質や土壌に含まれる重金属類の調査を実施すること、大橋川への出口3箇所における監視回数を強化すること、水路に隣接する17事業者を対象とした説明会を開催すること、団地内事業者及び地元住民説明会をさらに開催することが報告されました。

 

 委員からは、県の対応については評価しているが、県が全てを行うのは無理があり、松江市と密接に連携をとりながら取り組んでもらいたい。との意見がだされました。

 

 これに対して執行部からは、松江市とはこれまでも会議を開催するなど連携をとっており、引き続きしっかり連携しながら対策に努めていきたい。との説明がありました。

 

 次に、「東横イン硫化水素発生事故」についてであります。

 執行部から、廃棄物の投棄行為者である株式会社東横システム電建に対し、廃棄物処理法に基づく支障の除去等を命じ、7月3日にすべての搬出作業が終了した。との報告がありました。

 

 委員からは、企業の社会的責任について県民も注視しており、引き続きしっかり指導してもらいたい。との意見がだされました。

 

 これに対し執行部からは、今後、ビルの管理者である東横インに対し、個別法に基づく指導を実施する。との説明がありました。

 

 以上、建設環境委員会における審査の概要等を申し述べまして、委員長報告といたします。

 

 



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