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教育長メッセージ:平成29年年頭・教育長インタビュー(その2)

(「その1」からの続き)

 

【横田】具体的内容については今後の議論を待つにしても、島根らしい教育の方向性を感じることができました。それでは、社会教育関係者を代表して、最も聞きたいことをお尋ねします。「教育の魅力化」に向けて、社会教育はどのような役割を果たしていけばよいのでしょうか。

 

【鴨木】私は、社会教育主事の出身者です。

 私自身の経験の中で得た教訓として、私は、社会教育主事の後輩たちに次のような話を伝えています。

「社会教育とは、東京ドーム100個分の外野をひとりで守るようなもの。広い外野には色々な球が飛んでくる。広すぎてフライを直接捕球することはできないかもしれない。それでも、球が落ちた場所へ一生懸命走って行って、球を拾い、内野に投げ返してほしい。そうすれば、ゲームを続けられる。」

 社会教育主事には守備範囲を狭く考えてほしくないと思っています。そして、社会教育の仕事の流儀は、学校の先生のそれとは違っています。

 話がやや外れてしまいましたが、「教育の魅力化」を進めようとすることは東京ドーム100個分の外野を更に広げることではありません。島根らしい教育の魅力が、学校・家庭・地域の連携の中に存在することを、多くの社会教育関係者が実感しておられると思います。今も島根に残る社会教育の力が、学校教育を支え、家庭教育を支え、そして家庭を支えています。

私の期待は、これまでどおりの社会教育の流儀で「教育の魅力化」を支えていただきたいということです。社会貢献活動に参加してもらいたいとお願いしても腰の重たかった方々が、子どもたちのために一役買ってもらえませんかと言えば参加していただける。そして、子どもたちのために地域をより良くしていこうという活動へと発展していく。

 教育は、これまでも、幅広い世代の方々を地域づくりに巻き込んでいくキラーコンテンツだったのではないかと思います。

 これからは、いよいよ教育を標榜する地域づくりが始まろうとしています。社会教育にとっては、本領発揮の機会が到来したと捉えることができるのかもしれません。

 無理せず、社会教育の流儀で進めていただきたいと願っています。

 

【横田】わかったような、そうでもないような、煙に巻かれた気がしなくもないですが、社会教育の流儀のままでよいと言い切っていただいたことは、自信になりました。この教育長インタビューをきっかけにして、今後、社会教育主事や実践者の方々と議論を深めていきたいと思います。ありがとうございました。


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