（問）県立高等学校再編計画について

１．今後の高校再編に当たって、学級増減も含め、地域の状況や高校としての教育環境や教育水準の確保などを、どのように具体的に検討されるのか所見を伺う。

（答）教育長

１．私からは県立高等学校の再編成についての御質問にお答えします。

　今後の県立高校の再編成につきましては、平成二十一年二月に策定いたしました『県立高等学校再編成基本計画』に基づいて実施していくこととしております。その際、高校教育の水準を確保し、生徒にとって魅力ある教育環境を整え、学校の活性化を図るという考え方に立って、検討を進めてまいります。

　具体的に申しますと、生徒の進路希望や興味・関心に応じた多様な科目を開設することができるのか、また、豊かな人間性や集団の中での社会性、協調性等を育むことのできる教育環境、例えば、部活動や学校行事、生徒会活動等を適切に行うことができるのか等、こういったことでございます。

　そのためには、一定の生徒数や学校規模が必要となってまいります。

　ただ、一方では、離島や多くの中山間地域を有する本県の地理的特性も勘案する必要もあります。高校は地域の高校教育を担う場であるとともに、地域コミュニティや文化的拠点としての役割も果たしていることなどを考慮する中で、地域と十分意見交換をしながら、進めてまいりたいと考えております。

　なお、県立高等学校の毎年度の入学定員につきましては、御質問にありましたように、地域別の次年度の中学校卒業予定者数、これを基本といたしまして、生徒の志願動向、普通高校と専門高校のバランス、定員充足状況等、これらも踏まえまして、入学定員を定めていくことと考えております。