• 背景色 
  • 文字サイズ 

福田議員(自民)

 

(問)離島・中山間地の教育水準の確保について

1.離島・中山間地域については、努力の成果が現れるまで一定期間は学校の存続や学級数を維持すべきと考えるが、所見を伺う。

2.ポスト過疎法の取組の中で、今後どのような取組を考えているのか伺う。

 

(答)教育長

1.離島・中山間地域の高校の存続等についてお答えいたします。

高校の再編成計画においては、高校が教育の場としてはもとより、地域のコミュニティや文化的拠点としての役割も果たしていること、通学事情やそれに要する保護者の経済的負担も考えますと、一概に生徒数が減少したからといって、それのみをもって判断する事柄ではないという整理をいたしております。

そこで、まずはそうした高校での教育が存続できる道を探すことが必要だと考えております。そのためには、地元の支援や協力が不可欠であり、高校が他地域からも生徒が入学してくるような魅力あるものになる必要があります。地元の熱意と決意が必要だと考えております。

高校が存続していくためには、定員に見合う一定程度の生徒数が必要となります。こうした生徒の確保対策として、来年度から積極的に県外からの生徒を受け入れることとしました。今月初めに、島前高校や浜田水産高校、隠岐水産高校など離島・中山間地域等の八高校について、各校の特色や地域の魅力などを県のホームページに掲載し、生徒募集を行っております。

こうした取り組みと地元の熱意と決意に基づく取り組みが相まって、該当する高校の活性化が図れることを望んでおります。

 

2.次に、離島・中山間地域の高校の教育水準の確保についてであります。

 離島・中山間地域の小規模高校は、少人数ではありましても、進路は進学と就職、あるいは進学の中でも理科系と文科系があるというように多様な進路に対応することが求められています。

 現在も標準法の定数では不足しますので、こうした多様な進路に対応することが困難であることから、この標準法の定数に加えて、例えば、少人数加配という形で、国の制度を活用しながら特別に配置を行っております。

 しかしながら、現状では充分ではないと認識しておりまして、さらなる教員の配置増を行うためには財源を必要としますので、従来から国に対して要望を行っているところであります。

 特に喫緊の課題でありますポスト過疎法の法制化に向けた取組の中で、離島・中山間地域振興の観点から地域振興部や他の都道府県との連携も図りながら、こうした財源措置が行われるよう、国に対してさらに働きかけを進めてまいりたいと考えております。

 


(問)高等学校学習指導要領「竹島」について

1.年度内に国において作成される学習指導要領解説の改訂が行われるので、中学校と同様「竹島に関する記述」が取り上げられるよう要請をする必要があるが、所見を伺う。

 

(答)知事

1.中学校の学習指導要領の解説につきましては、竹島については、昨年の七月になったわけであります。

 それから、高校につきましては、今年の三月の告示では、学習指導要領そのものへの記載はなかったわけでございます。

 従いまして、中学校と同じでございますが、次のステップとしては、学習指導要領解説書に少なくとも記載をしてもらうということが必要でございます。

 議会の議連の皆様と一緒になりましてさらにこの問題についても文部科学省と関係機関に働きかけを行ってまいりたいと考えております。


 

(問)松江城の国宝化について

1.松江城の国宝化について所見を伺う。

 

(答)知事

1.松江城は、ご指摘のように島根県にとりましても松江市にとりましても、歴史的に貴重な文化財であり、地域が誇るべき、いわば財産であります。

松江市の国宝化に向けた取り組みに呼応しまして、松江市とよく相談をしながら、調査・研究を進めていきたいと思いますし、国に対する働きかけも行っていきたいと考えます。

 


お問い合わせ先

島根県教育委員会

〒690-8502 島根県松江市殿町1番地(県庁分庁舎)
島根県教育庁総務課
TEL 0852-22-5403
FAX 0852-22-5400
kyousou@pref.shimane.lg.jp