• 背景色 
  • 文字サイズ 

門脇議員

 

(問)高校再編・魅力ある県立学校づくりについて

1.中山間地・離島の県立学校の問題は、地域の皆さんとよく協議して対処する方向だと理解しているが所見を伺う。

2.教員確保について、少人数学級の導入など抜本的な対策が必要と考えるが、国の支援及び県独自の措置について、現時点での所見を伺う。

3.地域振興部と教育委員会との連携チームの設置など、小規模校の支援強化を考えるべきと思うが所見を伺う。

 

(答)教育長

1.離島や中山間地域の高校につきましては、まず通学事情というものが大きく一つあります。それ以外にも高校が地域のコミュニティでありますとか、文化的拠点になっているのは論を待たないところです。そうしたことから、中山間地域の高校のあり方については、地元の市町村の皆さんや地元の住民の皆さんとよく協議しながら今後どうするかということを考えていかなければならないというふうに思っております。

 一方で、小規模校の場合には、教育効果の面からしますと、教科の勉強にしても、あるいは部活動にしても、どうしても弱いという点があることは否めません。そういう点も含めまして、存続していくということであれば、地元から存続することについての熱意と決意がなければ、厳しい生徒数の減の中で苦しい展開かなというふうに思っております。

 

2.小規模校の教員確保についてであります。

 現在も標準法の定数、これは学級数で計算することになりますが、これを上回る部分について小規模校の少人数加配という形で、国の制度を入れながら加配もやっておりますが、決して十分な教員体制が取れていないと思っております。

 ことに、1学年2学級ありますと教員の確保が比較的可能でありますが、1学級になりますと途端に、例えば教頭の配置も県の単独で他のところからでも持ってこなければなりません。なかなか、他の定数をくってというのもままならないなかで、いたしい実情にあるわけであります。

 できるだけ教員の配置が可能になるよう私どもも最大限の努力をしなければならないと思っております。

 先ずは、そういう中にありまして、ちょうど過疎法の切り替え時期になっておりますので、ポスト過疎法の中で措置が得られるようにという取組が必要であると思っております。その取組を行うことで明るいきざしが見えてきたらなあというのが希望であります。

 

3.私ごとでありますが、地域振興部で長いこと仕事をさせてもらっておりましたので、こうした問題についても教育の問題と地域振興の両面から考えていきたいというふうに思っております。

 例えば、隠岐島前高校の魅力化構想も、海士町の方からの相談を受けまして、教育委員会、地域振興部の職員が海士町と一緒になりまして、こういうふうな方向であれば実現性があるじゃないかというようなことで練り上げたといういきさつもあります。

 先ほどのポスト過疎法の取り組みについても、地域振興部の方が直接的な所管となりますので、私どもの方がきちっと現状分析する中で地域振興部の方に情報提供してお互いに情報の提供とそれを持って戦略・戦術を地域振興部と一緒になってやっていく必要があると思っております。


お問い合わせ先

島根県教育委員会

〒690-8502 島根県松江市殿町1番地(県庁分庁舎)
島根県教育庁総務課
TEL 0852-22-5403
FAX 0852-22-5400
kyousou@pref.shimane.lg.jp