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須山議員(民主県民)

 

(問)通級指導教室について

1.通級指導教室とは何か、また、現在の県内の設置状況と、担当教員配置状況や定数の状況について伺う。また、今後の設置方針について伺う。

2.通級指導教室の担当教員の絶対的な人数が足りていない状況にあり、研修の機会を拡充するなどにより担当教員の養成をするべきと考えるが、今後の対応方針について伺う。

 

(答)教育長

1.通級指導教室は、小学校、中学校においておりまして、障害で申しますと言語障害とか自閉症、あるいは情緒障害、弱視、難聴というふうな障害の生徒を対象としたもので行ってまいりました。その後、学習障害あるいは注意欠陥多動性障害についても、その対象に追加になって現在に至っております。現在、小学校で37教室、中学校で12教室においております。

教員の数は合わせて49人、教室の数と同数になっております。児童生徒数で申しますと、今年度の場合小学校が533人、中学校が150人という状況にあります。

今後の設置につきましては、現場から設置の要求が強いわけでありますが、定数にからむ話でありますので、国の定数要求の措置状況によりまして、各市町村とも連携を取りながら、新たな設置の増加についても対応を考えていくこととしています。

 

2.おっしゃいますように十分な教員の確保ができていないと認識しています。

 現場の対応としましては、対象の生徒が多い学校については、複数の教室を設置することによりましてベテランと新しい教員を配置し、ベテランが新しい教員の養成も併せて行っております。地域も本来なら各学校に一つずつ設置する方法のある所でも、地域を束ねた形で、一つの学校に複数の教室を持つことで同じような対応を考えています。現在そうした複数の配置も四十九校のうち約半数程度がそのような形になっています。

研修については、国立の特別支援教育の総合研究所というのが二ヶ月間の短期研修の制度が設けられていますので、本年度はそこに三人の派遣を行いました。また、教室の担当の研修についても行ってまいっているところです。

 

(再質問)

この研修実績でありますが、先ほどの四十九人で研修を受けている先生は、何人ぐらいおられるのでしょうか

 

(答)教育長

具体的に、国の研修機関での数は把握していませんが、何らかの形での研修は全ての教員が受けています。そしてまた、現時点では、主として、特別支援教育に当たる教員を主とした形で行っています。普通の小学校教員の免許の教員もいるので、そこについては、より密度の濃い研修が必要だと考えております。

 


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