（問）市場情報評価ナビMieNaについて

１．県立図書館に導入された「市場情報評価ナビMieNa（ミーナ）」について、その詳細を伺う。

（答）教育長

１．市場情報評価ナビ<ミーナ>でございます。

　昨年９月文教厚生委員会の県立図書館視察の際、「ビジネス・就業支援」の機能を強化してはどうか等のご意見を頂きました。その後準備を進めまして、今年５月１日、館内に専用端末を設置して、サービスを開始したものでございます。ミーナは、株式会社日本統計センターが、「国勢調査」「経済センサス」「商業統計」などの公表データを活用しまして、一定の方法により推計した商圏分析のためのデータベースであります。民間企業、商工団体、図書館等での利用を想定して開発されたものであります。

　具体的には、人口・世帯数、事業所数、消費支出額・購買力など２００項目以上の統計データにより、調べたい地域の商圏評価を行うことが出来るものであります。

　例えば、具体的な活用イメージを申し上げますと、小売業者が商品の品揃えを検討する際の商圏分析でありますとか、例えば福祉サービス事業者が年齢層等から見た、潜在的な利用者数などを推計したり、あるいは子育て世代向けの不動産物件を賃貸・販売しようとする際の、周辺環境の把握など様々な分野でのマーケティング等が想定されております。

　分析の範囲は県単位や市町村単位だけでなく、半径３キロ、１キロ、５００メートルといった、細かいエリアの分析も可能になります。

　なお、使用料でございますが、利用条件に応じて決めれられております。島根県立図書館の場合、年間約５０万円程度を想定しております。

　まだこのサービスにつきまして、県民の皆さまによく知られていない状態でございます。今後積極的な情報発信に努めてまいりたいと考えております。