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高見議員

(問)竹島の領土権確立について
1.知事は毎年「竹島・北方領土問題を考える」中学生作文コンクールの表彰式に出席しているが、作品を読んで感じたことやコンクールの意義について所見を伺う。
2.「竹島・北方領土問題を考える」中学生作文コンクールの参加校数と参加人数を増やすための取組について伺う。
3.竹島問題を、全ての教員が関わって社会科以外の時間でも積極的に扱うという考えについて所見を伺う。

 

(答)知事
1.私も作品を読んでおりますけれども、これまで子どもたちが考えたことを、自分の言葉でですね、表現をしております。その中でやはり、この竹島問題が、日本の領土であって、それをどういうふうにして解決したらいいかなどを、子どもたちの考えとして出しております。その中に、やはり話をしないとだめだと、なぜできないんだというような疑問を呈しているという作品もあります。
いずれにしましても、このコンクールによりまして島根県の中学生が、竹島や北方四島の歴史と現実に関心を持ったり、あるいは日本全体としての領土問題を正しく理解する、領土というものがどういうものであるのかということを理解が進んでいるように思います。なお、こうしたことは、若い世代が学んでいくということで大変意義があるというふうに考えております。

 

(答)教育長
2.中学生を対象とする多くの作文コンクールがある中で、竹島・北方領土問題を考える作文コンクールの応募数を増やしていくためには、竹島に関する学習を充実させ、生徒の竹島問題に対する関心や、解決への意欲を高めていくことが大事だというふうに考えております。
島根県教育委員会では、竹島に関する学習の充実のために、竹島学習副教材DVD、あるいは竹島学習リーフレット、ふるさと読本「もっと知りたい島根の歴史」など独自の資料を作成して、各中学校での授業で活用しております。
また、教員向けに、学習指導案や指導のポイントをまとめた「領土に関する教育ハンドブック」を作成し、今年度から授業などで活用しております。
竹島問題については、平成26年1月に学習指導要領解説が一部改訂され、この改訂を受けて編集された中学校教科書では、これまで以上に竹島問題に関する記述が充実し、この教科書を用いた学習が来年度から開始されます。
今後も竹島に関する学習を充実させることにより、コンクールへの応募数を増やしていきたいと考えております。

 

3.議員ご指摘のように、竹島問題について、全ての教員が関わり、社会科以外の時間でも積極的に扱うことは大切だと考えております。
教員対象の初任者研修や経験者研修では、毎年、竹島問題について取り上げ、社会科の教員だけではなくて、島根県の教員として理解しておくべき竹島問題の基本的事項について研修しております。
また、先ほど紹介いたしました「領土に関する教育ハンドブック」では、小学校中学年の道徳の時間の事例、あるいは、小中学校の全校集会の事例、高等学校のホームルーム活動の事例など、社会科以外での竹島問題の取組の事例についても紹介し、活用してもらっております。
このような取組を継続し、竹島に関する学習の充実を図ってまいります。


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