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嘉本議員

(問)安来節の県文化財指定について
1.安来市が「正調安来節」を市無形文化財に指定したことについてどのように受け止めているか伺う。
2.県が「正調安来節」を文化財に指定することについてどのように考えるか伺う。

 

(答)知事
1.議員がご紹介にありましたように、民謡はどこでも古くから生活の中で、あるいは、仕事の中で唄われてきたものでありまして、特に古い時代におきましては、つらい仕事、あるいは重労働から体を癒やしたり、あるいは集落の会合などでの慰安として唄われてきたものでありまして、人々の心の中に残っておって、決して捨てられない文化の一部を形成をするようになっているというふうに思います。
そういう面でおきまして、安来市が、今般、正調安来節を安来市無形文化財に指定されたということは、時宜を得たものだというふうに思います。
地元での保存・伝承活動が益々盛んになりまして、県内外でさらに安来節が人々に愛好され、普及していくことを期待する次第であります。

 

(答)教育長
1.正調安来節は、北前船寄港地の安来周辺で、船乗りに唄われた歌から発生し、その後、大衆芸能として発展してきたものであります。
この度、安来市は、その歴史的背景や、歌唱法、伴奏などの特質を評価して、市の無形文化財に指定されたと伺っております。
これにより、今後、正調安来節の保存や継承、普及について、一層の振興が図られていくものと受け止めているところです。
 

2.県が文化財の指定を行う場合には、大学の研究者や市町村などの調査成果に基づき、県や県文化財保護審議会委員が調査・検討し、審議会での答申に基づいて、県教育委員会が指定することとしています。
県ではこれまで、安来節などの民謡を文化財指定したことがないため、まず、県文化財保護審議会委員や専門家と相談しながら、民謡の県文化財指定について、研究してみたいと考えています。
その上で、正調安来節について、県指定に値するかどうかの、調査・研究を進めてまいります。

 

 

 

 


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