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足立議員

(問)平成27年度県立高校入学定員について
1.2015年度の県立高校の入学定員はどのような方針で決定されたのか伺う。
2.「県立高等学校再編成基本計画」に記載されている「中山間地域」とは、県内のどの地域にあたるのか伺う。
3.島根中央高校、隠岐高校、矢上高校は、1996年以降初めて学級定員40人を変更し、30人学級とした上で学級数が維持されたが、このようにした理由について伺う。
4.学級減により3学級や2学級になった場合の教科指導・教員配置・教員の勤務条件等、どのような影響が出るのか。また教員の加員配置などの対策を講じるか伺う。
5.「県立高等学校再編成基本計画」の見直しや「離島・中山間地域の高校魅力化・活性化事業」の拡大などを検討すべきと考えるが、所見を伺う。

 

(答)教育長
1.高校の入学定員については、地域ごとの中学校卒業予定者や志願者数の状況等を基に策定することとしており、この考え方に従って学級の増減を行っております。
来年度の入学定員についても、この考え方に従い、地域の中学校卒業予定者や志願者数の状況、ここ数年の定員充足状況等を勘案して決定したところです。


(再質問)その方針は県立高等学校の再編基本計画でやられているということでよいか。

 

(答)教育長
はい、県立学校再編基本計画で記載しているとおりでございます。

 

2.島根県における「中山間地域」の定義は、「島根県中山間地域活性化基本条例」に定められた地域ですが、これに基づけば、松江市と出雲市、益田市の一部を除けばすべて「中山間地域」となります。
「県立高等学校の再編成基本計画」では、1町村に1県立高校がある状況の地域を「中山間地域」として記述しています。
「離島・中山間地域の高校魅力化・活性化事業」においても、このような状況の高校を対象として事業を行っています。

 

(再質問)「中山間地域」とは現在ある8校を指しているということでよいか。

 

(答)教育長
先ほど言いましたように、「1町村に1県立高校がある地域」を「中山間地域」としておりますので、そうなります。

 

3.島根中央高校、隠岐高校、矢上高校にあっては、水産高校を除けば、先ほどの町内に唯一の県立高校であり、地域の生徒にとっては、他に選択肢のない状況にあります。
また、平成22年度生徒募集から積極的な県外募集を行い、徐々に県外からの生徒が集まりつつある状況であります。
更に、平成23年度から「離島・中山間地域の高校魅力化・活性化事業」に取り組み、地域と連携し、高校の魅力化及び生徒募集に力を入れている最中であります。
今回の30人定員は、これらの事を考慮し、あくまで魅力化事業を実施している3学級校に限定して行ったものであります。
 

4.高等学校の教員定数は、国の法律に基づき算定されますが、これによると、普通科の高校で40人定員の1学級が減となった場合、1年で2名、3年間で合計6名の教員が減となることが一般的な目安となっております。
これにより学級減となる学校では、例えば習熟度別や進路別の授業を整理・統合したり、部活動の再編を行うなど、教育活動が継続的に展開できるよう工夫することが必要となります。
ただしその際には、教員に過重な負担が生じない範囲で行うことが大切です。
教員の配置については、特に1学年2学級以下になると、理科や地理歴史・公民などの教科で科目別の専任教員を十分に配置することが難しくなるため、必要とされる科目については、非常勤講師の配置を含めて検討してまいります。
 

5.平成21年2月に策定した「県立高等学校再編成基本計画」は、平成21年から10年間を展望した、県立高校の進むべき方向を示したものであり、再編成だけでなく望ましい高校教育のあり方などを盛り込んでおります。
次期「県立高等学校再編成基本計画」策定にあたりましては、検討委員会を立ち上げ、様々な観点から検討したいと考えております。
「離島・中山間地域の高校魅力化・活性化事業」については、1町村1県立高校の地域に限定して実施してるところであり、対象地域や学校の拡大は現段階では難しいと考えております。

 

 

 

 


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