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足立議員

(問)特別支援学校における通学支援について
1.特別支援学校の通学の現状と通学費の支給内容について伺う。
2.保護者からの通学支援の声をどのように受けとめ改善にむけてどのように対応する考えなのか伺う。
3.特別支援学校にはスクールバスが何台あるか伺う。また、通学としての活用状況について伺う。
4.健康福祉部、各市町村との連携をはかりながら、「特別支援学校への通学支援」事業に取組むべきと考えるが所見を伺う。
5.通学支援についてどのような対策が必要か検討すべきと考えるが所見を伺う。

 

(答)教育長
1.1点目は、特別支援学校の通学の現状と通学費の支給内容についてであります。
特別支援学校に通学している児童生徒等の通学方法は、徒歩・自転車による通学、路線バス・鉄道などの公共交通機関の利用、保護者による送迎、福祉タクシーなどの支援サービスの利用、スクールバスの利用の概ね五つの方法となっております。
通学費については、特別支援教育就学奨励費により、公共交通機関利用の場合は定期券等の額、自家用車による送迎の場合は燃料代相当額、福祉タクシー利用の場合は利用料金相当額を助成しております。
平成25年度の実績では、支給対象者は533名で、約5千9百万円を助成しています。一人当たりにすると約11万円ぐらいになります。
 

2.2点目は、通学支援についての要望と改善にむけての対応についてであります。
特別支援学校への通学は、徒歩や自転車、公共交通機関等を利用しての自力通学や、保護者による送迎が基本の通学方法だと考えております。
そして、これによりがたい場合は、福祉タクシー等を利用している学生もおります。
特別支援学校には、社会見学や現場実習などの校外での活動用にスクールバスを配置しております。そのスクールバスを活用して、校外活動に支障のない範囲で、平成19年度から登校時の通学支援を実施しております。
保護者からスクールバスによる通学支援の充実を望む声が多いことは承知しております。
ただ、校外活動の実施への影響から、増便や帰る時間がばらばらになります下校時のスクールバスによる通学支援はなかなか困難な状況でございますが、コース設定の工夫など、可能な限り要望に応えられるよう検討してまいります。
 

3.3点目は、スクールバスの台数と通学への活用についてであります。
現在、スクールバスは、特別支援学校12校に15台を配置しております。複数台配置校は、松江養護学校に3台、出雲養護学校に2台となっております。
15台のうち、通学支援に活用しているのは、10校で11台であります。通学に活用していないスクールバス4台は、今の複数台配置の松江養護学校と出雲養護学校の各1台と希望者がほとんどいない石見養護学校と益田養護学校。これらはタクシーの借り上げ等で対応したりしていますので、スクールバスの通学利用はしておりません。
 

4.4点目は、健康福祉部、市町村との連携による通学支援への取り組みについてであります。
市町村において行われている移動支援事業では、障がい者の外出時の付き添いや車両への乗り降りの介助などの人的サービスが支援の対象となっております。
この事業により、福祉タクシーを利用した通学をしている保護者の負担が軽くなることから、健康福祉部とも連携を図りながら、できるだけ多くの市町村で実施されるよう働きかけてまいります。
 

5.5点目は、「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」に関連しての通学支援対策の検討についてであります。
「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」に関しましては、対応要領や指針が示されていない現段階においては、どのような対策が必要なのか不明な状況でございますので、今後、国の動向を注視しつつ、情報収集に努め、対応を検討してまいります。

 

 

 

 


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