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岩田議員(民主県民)

 

(問)図書館活用教育とキャリア教育について

1.配置した司書教諭を百%活用するにはサポート教員の増員など何らかのサポート体制の充実が必要と考えるが、所見を伺う。

2.キャリア教育について、新年度から普通高校でも行われるインターンシップは具体的にどのように取り組まれるのか、伺う。

 

(答)教育長

1.司書教諭のサポート体制の強化というご質問でございます。

 司書教諭でございますが、現在各学校において、司書教諭講習を修了した教諭、そういった教諭の中から各学校で発令をしているということでありますが、現在、約三分の二の学校で配置がされております。

 司書教諭はご案内のとおり、学校図書館の運営や読書指導、これらの業務を行っているところでありますが、この司書教諭、ご質問にもございましたように、通常の授業を担当しながら図書館業務にあたっているとこういうことでございます。このため、県といたしましてもそういった教員の負担を軽減するために、できるだけ図書館の業務に係わることができるように平成二十年度から司書教諭の授業を代替する非常勤講師、サポート事業でございますが、この講師を配置をいたしております。

 今年度四年目になるわけですが、今年度からはその配置講師を増員いたしまして、今年県内の小中学校十七校に配置をしたところでございます。ただ、全体の学校数からいきますとまだ少ない状況でございます。そういった、まだ限られた人数でございますので、できるだけ多くの学校でこの講師の活用をしてもらうという趣旨から配置を一応一年間というふうにしております。その一年間の間に、司書教諭と担任が一緒に授業を行う、こういうことによりまして、司書教諭の指導法を学校全体に浸透する。もう一つが浸透するということとそのほかに学校司書が授業の支援をする。まあこういった仕組みも整えていくことといたしております。

 また、これらの成果を司書教諭の研修会等で紹介をしたり、あるいは情報交換したりすることによりまして、司書教諭自体の資質の向上も図って参りたいというふうに思っております。

 こうしたことによりまして、学校全体で司書教諭をサポートする体制をつくっていきたいというふうに考えております。

 

2.現在、高校教育においても、キャリア教育の推進を図ることが大切な課題となっている。

 こうしたことから来年度から、専門高校に加えて、普通科・理数科等の生徒に対しても、キャリア教育の取組を推進していきたいと考えている。

 具体的には、現在、専門高校を中心に行っている産学官連携の課題研究事業を理数科にも拡充したり、普通科高校を対象としたインターンシップ、職業人の講話、県内企業の見学事業等を多くの学校で実施できるよう現在、計画している。

 特に、ご質問にありましたインターンシップについては、普通科高校においても医療体験、福祉体験などの社会体験実習を含めて、生徒が様々な活動を行い、社会や職業を体験的に学習できる機会を増やしていきたいと考えている。

 また、こうしたインターンシップなどの取組が、単なる事業ということで終わらないように、キャリア教育の全体計画を各学校で作成し、三年間を見通して組織的、計画的に実施をしていきたいと考えている。

 これらの取組の実施に当たっては、将来の県内定住も視野に入れ、関係機関と連携をとりながら進めていきたいと考えている。

 

 

 

 


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