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池田議員(自民)

 

(問)島根総合発展計画について

1.産業界の方々の意見を聞いた所感を伺う。

2.高校、小中学校の校長や教頭先生には、「社会」の意見を聞かせるべきではないか伺う。併せて教員一人一人の意識改革もしっかりやるべきと思うが、考えを伺う。

3.高知県における半年間の企業研修の内容と実績について調査結果を伺う。また、高知県ではこの研修制度を確立するため、特別な予算措置等を行っているのか伺う。

4.高知県の企業研修の進め方について島根県でも研究し、様々な可能性を模索すべきと思うが、考えを伺う。

 

(答)教育長

1.ただいまお聞きしました各委員の意見でございますが、いずれも今の子どもたちをめぐります課題や教育の在り方につきまして、率直に様々な角度から指摘をいただいたものというふうに受け止めております。

 教育委員会におきましても今「しまね教育ビジョン21」に基づいて教育をすすめておりますが、一番、子どもたちに身に付けて欲しい力といたしまして、やはり社会や人との関わりの中で、自分の生き方を考え決定して行動していく力とか問題解決能力、こういうことを挙げております。今いただいた意見もそういうことであろうというふうに思っております。

 学校自体はもとより、家庭、社会と十分に連携をいたしましてこうした子どもたちを育てるために今後とも取り組んでいかなければならないというふうに考えております。

 

2.今、議員がおっしゃいました管理職が社会の意見をもっとしっかりと聞くべきだと、あるいは教員一人一人の意識改革、いずれも私どもも大事なことだというふうに思っております。

 これまでにも管理職につきましては管理職研修の中で企業の管理職の方から講話をいただく機会を設けております。また現在各学校に学校評議員会を設置しておりますが、そのメンバーには企業関係者の方でありますとか地域の方々がお入りになりまして、様々な意見を学校側に申し述べておられるというような状況もございます。

 それから教員の意識改革でございますが、これにつきましても現在のところは、例えば職業人の方を学校にお呼びをして、生徒と一緒になって教員も講話を聞く、あるいは就職にあたりまして、求人開拓、インターンシップの依頼、こういうことで企業を回る際に、企業の方からどういう生徒が望ましいのかという意見も聞いているというふうに伺っております。

 ただ、今の産業界の意見にもございましたようにまだまだ不足をしていると思います。

 来年度は、普通科の高等学校におきましてもインターンシップ、企業見学、こういう機会を増やしていこうというふうな計画にしておりますので、こうしたことによりまして、教員のさらなる意識改革を図って参りたいというふうに考えております。

 

3.高知県の教員の企業体験研修等の状況でございますが、高知県におきましては小学校・中学校・高校・特別支援学校、これに教員として採用されました後、二年から五年を経過した教員を対象に六ヶ月間企業への派遣研修を行っていると聞いております。

 その派遣の間の授業とか校務でございますが、これは代替講師を配置をして対応しておるということでありまして、この代替講師の給与につきましては、国の定数の加配といっておりますが、地方交付税で措置をされるものでございますが、そういった国の財源で代替講師を雇用していると聞いております。

 

4.今の関連で申し上げますと、議会でいろいろご質問を頂戴をしております。私ども、教員が企業研修等で社会で経験を積むということは大変大事なことだというふうに思っておりまして、実は今年度、長期の社会体験研修、二名派遣をしてやっておりましたが、今の計画で来年度でございますが、五名の派遣を計画をいたしております。その内の二名、従来一年研修ということでございましたが、来年から六ヶ月間でもということで幅を広げまして、五名の内二名は六ヶ月間の派遣ということで考えております。

 この研修の成果を今後検証しながら、派遣の期間でありますとかあるいは研修生の人数、これらについてもさらに研究を深めて、こういう事業を推進していきたいというふうに思っております。

 

 

 

 


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