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原議員(自民)

 

(問)幼保一体化について

1.完全な幼保一体化が見送られたが、進め方において本来の手続きが踏まれていないように考えるが所見を伺う。

2.幼保共存の意義はなくなったのか否か、また、幼稚園、保育所の今日までの評価についても併せて伺う。

3.過疎化や少子化等の諸問題を抱える本県にとって、幼保一体化の必要性をどのように考えているか、所見を伺う。

 

(答)教育長

1.幼保一体化に関する質問にお答えをします。まず一つ目が、これまでの幼保一体化の議論の経過についてご質問がございましたが、先ほどの健康福祉部長から答弁いたしましたように、今回、幼保一体化に関する「中間とりまとめ」が発表されまして、今後、幼保一体化の新しい制度のあり方について、本格的に議論が深まっていくものと考えております。

 その際、幼保一体化を考える上では、幼稚園、保育所等の幼児の成長を担ってきた関係者の意見というのが大切であるというふうに思っております。これらを十分にふまえて、議論が進められるべきであるというふうに考えております。

 

2.それから二点目でございます。幼保共存あるいは、幼稚園のこれまでの評価ということでございますが、幼稚園と保育所は、それぞれに子どもたちの人格形成の基礎を培う教育あるいは、保育を行っており、共に幼児の成長に重要な役割を果たしていると思っております。

 幼稚園におきましては、様々な教材を工夫しながら、思考力や表現力等を育てる教育が進められております。、幼児の健やかな成長を支えているものと思っております。

 こうした幼稚園で行われる教育は、その後の教育の基礎を培う重要な役割を担っているものと理解をいたしております。

 

3.それから、最後でございます。幼保一体化の必要性についてのご質問でございます。県内におきましても、保育所の待機児童の増大など、子育て環境には、厳しい課題も生じてきております。そうした中で、今回の構想は、保育所と入園者の減少している幼稚園の機能が一体となった施設を設け、こうした子どもを広く受け入れようとするものであります。

 ただ、一方で、島根県でも少子化の進行等によりまして、入園者の減少が続いております幼稚園、ここにおきましても、預かり保育や子育て支援の機能の拡大を図っております。地域における幼児の教育・保育の総合施設としての役割をはたしてきていると、こういった事実もございます

 この幼保一体化につきましては、今後、設置主体、入所方法、あるいは財源措置等、現在課題となっている点につきまして、関係者による議論が十分に行われ各市町村でそれぞれの実情に応じて子育てしやすい環境がつくれるような、適切な制度が構築されるように期待をいたしております。

 

 

 

 


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