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足立議員(民主県民)

 

(問)特別支援教育について

1.松江・出雲養護学校の今後の校舎問題について、所見を伺う。

2.雲南市などの旧郡部地域にも特別支援学校、あるいは養護学校高等部分教室の設置を検討すべきと考えるが、所見を伺う。

3.雲南圏域への特別支援学校、分教室の設置について、地元市町自治体を始め、関係者との検討内容を伺う。

 

(答)教育長

1.今、議員からございました松江、出雲養護学校両校でございます。大変狭くなってきております。近年、高等部の在籍者数が特に増加をしております。十年前の二倍を超える生徒の数になってきております。今も議員からも御指摘がございましたが、教室、体育館を始めといたしまして、教育環境は生徒にとりまして大変厳しい状況になってるというふうに私どもも認識しております。この生徒の数でございますが、今後もしばらくは増加するというふうに見込んでおります。

 こういったことから、御紹介もございました松江養護学校につきましては、松江高等技術校の跡地を利用して、現在、今年度校舎を建設中でございます。来年度から一部移りたいと思っております。それから、出雲養護学校は敷地内でプレハブ校舎を建設中でございます。いずれにしましても、これらはとりあえずの急増対策でございます。今後長期的にはどういうふうな整備をしていったらいいのか、これは改めてまた検討したいというふうに思っております。

 

2.今、議員からございました、例えば雲南地域でございますが、圏域の方々から、特別支援学校あるいは分教室、これらの設置につきまして御要望をいただいております。そういう思いは十分私どもも受けとめております。ただ、特別支援学校等を設置するということになりますと、今ございましたが、対象となる障がいの種類、あるいは程度、どういった児童生徒を受け入れるのかといった基本的な問題があるわけであります。その上で、例えば雲南圏域に設置するといった場合に、課題といたしまして、場所をどこにするかという問題もございますが、大きく三つございます。一つ目が、当該学校等へ進路を希望する生徒児童、どれぐらい見込めるのかといった問題が一つございます。それから、将来の自立に向けまして、どういう教育水準、指導内容で教育していくのかといった問題。それから、三つ目に、何よりも大事な点が、教室でありますとか、あるいは体育施設でありますとか、あるいは作業学習、これらの教育環境を整えるための施設の確保、これができるのかといった問題がございます。こういった課題を解決していく必要があるわけであります。

 こうした課題につきまして、どう整理をして、どういった工夫をすれば可能なのか。現在、地元の教育委員会ともいろんな検討をしております。引き続き、関係者と一緒になりまして、検討、協議を進めてまいりたいというふうに思っております。

 

3.御要望いただいておりまして、地元雲南市とこれまで協議、検討を重ねてまいってきております。具体的な協議の内容でございますが、一つは先ほど申し上げました、例えば設置する場合の課題について、地元の実情がどうなのか、こういった点の意見交換をしております。それから、通学、現在遠距離ということでございますので、そういったことで、保護者の負担の軽減、これを図る策はないのかといった点。それから、そのほか就学奨励費というのがございますが、これを受給するためにいろんな課題もあるようでございます。そういった課題について意見交換をするといったようなことで、現在検討、協議を進めてきております。今後、引き続き検討、協議してまいりたいというふうに思っております。

 

 

 

 


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