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石橋議員(県)

(問)中海、宍道湖ラムサール条約登録と将来ビジョンについて

1.島根に特有な世界的な二つの貴重な自然(中海・宍道湖)・文化遺産(石見銀山)の活用方法とその将来ビジョンを伺う。

(答)知事〈環境生活部〉

1.石橋議員のご質問にお答えします。

 まず、宍道湖・中海のラムサール条約登録に当たっての所感と、両湖及び石見銀山遺跡の活用に関する将来ビジョンについてであります。

 このたびの、宍道湖と中海の同時登録は、両湖が世界的に重要な湿地として、その価値を認められたものであり、この圏域の未来に明るい展望をもたらすものと喜ばしく思っております。

 今後、地域住民や関係市町等と一体となり、ラムサール条約の基本理念である「賢明な利用」を目指し、水産業や観光などの産業振興はもとより、広く地域の振興を図ってまいります。

 また、ユネスコの世界遺産登録を目指しております石見銀山遺跡は、将来の世代に引き継いでいくべき人類共通のかけがえのない文化遺産であります。

 そのため、世界遺産としての的確な保存管理と調査研究を継続して行うことはもちろん、国内外の多くの人々に遺跡のもつ「顕著な普遍的価値」を分かりやすく情報発信し、また、現地を訪れる人に満足してもらえる受入体制を整えていきたいと考えております。

 宍道湖・中海と石見銀山遺跡が、世界ブランドとして認められることは、本県の地域振興に大きなインパクトを与えるものであり、出雲大社や現在建設中の古代出雲歴史博物館も含めて、県東部から県央部にわたる、魅力的な広域観光ルートの設定や、新たな地場産品の育成など、官民一体となって、幅広い取組を行ってまいります。


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