吉野議員
(問)国連の持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた県の取り組みについて
1.SDGsの理念を踏まえた学校教育の推進について、所見を伺う。
(答)教育長
1.SDGsによる教育、すなわち「持続可能な社会や世界の創り手となるために必要な資質・能力の育成」という理念を踏まえた学校教育の推進についてお答えをいたします。
次期学習指導要領におきましては、「より良い学校教育を通して、より良い社会を創る」という理念のもと、「社会に開かれた教育課程」というキーワードが示されております。
各教科や総合的な学習の時間などにおいて、それぞれの学校の特色や地域の教育資源を活かしながら、教育課程全体のカリキュラム・マネジメントを通じて、子どもたち一人一人が、例えば自然環境や地域の将来などを自らの課題として捉え、そうした課題の解決に向けて自分ができることを考え実践できるような力を育むことが求められております。
本県では、これまでも、ふるさと教育や地域課題解決型学習などを推進してきておりますが、今後は更に、子どもたちに身につけさせたい資質や能力を、学校だけでなく保護者や地域の方々と共有しながら、学校教育の質的な向上・転換を図っていきたいと考えております。
私自身がSDGsの理念をよく理解していない中での答弁でありまして、議員の問題意識に応えるものとなっているか必ずしも自信はございませんが、今後の学校教育の大きな方向性とは、学校教育法に位置づけられた「学力の3要素」すなわち「基礎的・基本的な知識・技能」、「思考力・判断力・表現力」、そして「主体的に学習に向かう意欲・態度」、これらの3要素をバランスよく育んでいくことでありまして、このことが、「持続可能な社会や世界の創り手となるために必要な資質・能力の育成」に通じているのではないかと考えております。以上であります。
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