• 背景色 
  • 文字サイズ 

白石議員(民主県民)

 

(問)中山間・離島の小学校の統廃合について

1.学校の統廃合は市町村教育委員会任せではなく、県も知事部局と教育委員会がしっかり連携して、頑張っている地域の学校を残していく取り組みを進めるべきだと考えるが、所見を伺う。

 

(答)教育長

1.島根県内においては、この10年間で、小学校54校、中学校8校の計62校が統廃合により減少しております。

国が示す望ましい学校規模につきましては、小学校は1学年2から3学級、中学校は1学年4から6学級とされているところです。

多様な学習や社会性の育成といった観点から、一定以上の学校規模は必要であると考えています。しかし、一方で、離島や中山間地の多い島根県においては、小規模ながら地域のコミュニティーの拠点となっている学校も多くあります。

こうした複数の観点があるため、学校の統廃合については、保護者および地域住民の中に、賛成、反対の両方の意見があります。

したがって、国の示す望ましい規模を念頭におきつつも、子どもたちへの教育的効果やそれぞれの地域の実態等を総合的に判断する必要があります。日頃から地域の実態をしっかり把握しておられる市町村において、保護者や地域住民への説明と話し合いにより、理解を得た上で、進められるものと考えておりますが、県としても市町村からの相談があれば、その話を伺う機会を持ちたいと考えております。

 

(再質問)学校統廃合については、市町村教育委員会任せにするのではなく、相談を受けるだけでなく、県としてしっかり考えてほしい。教育長の考えを伺う。

 

(答)教育長

 教育委員会としましても、小学校や中学校が地域のコミュニティの中心となって、それがなくなるということは、大変であることはよくわかっているつもりでございます。ただ、先ほども申し上げましたように、地域にとって大事だということは、我々もですけども、市町村がもっともっと切実にわかっておられて、そういう中で意見交換を当然しておられるわけでして、そういったところで市町村としていろんな意見を聞きながら重たく判断をされることにつきましては、まずは尊重しなければいけないというふうに思っておりますし、その段階で県の教育委員会の方にいろんな相談があれば、それは誠実に対応してまいりたいということでご理解いただきたいと思います。

 

 

 

 


お問い合わせ先

島根県教育委員会

〒690-8502 島根県松江市殿町1番地(県庁分庁舎)
島根県教育庁総務課
TEL 0852-22-5403
FAX 0852-22-5400
kyousou@pref.shimane.lg.jp