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白石議員(民主県民)

 

(問)県立学校の教職員の人材確保について

1.教員の補充に苦労する学校現場への県教委の支援はどのようにしているのか、また、今後どんな工夫が考えられるのか伺う。

2.専門的な科目は、数ヶ月でも技術伝達ができる期間の余裕を持って採用できるように考えてほしいが、所見を伺う。

 

(答)教育長

1.まず一点目の、年度中途で休業や休暇を取った教員の補充についてでありますが、学校と連携をいたしまして、講師希望の登録者や採用試験受験者などに働きかけまして、その補充に努めているところであります。

 しかしながら、地域によりましては、教員免許所有者の絶対数の不足、あるいは教員免許の未更新者の増加などもありまして、補充する人材の確保に苦労しているのが現状でございます。

 このため、これまでも退職者への働きかけや、県外のUIターン希望者への呼びかけ、あるいはホームページや、新聞、テレビを活用いたしました募集などに取り組んでまいりました。

 今後もこういった取り組みを続けてまいりますが、さらに学校現場といっそう緊密に連携をし要望も聞きながら、例えばより広く希望者を募るための電子登録の導入、またハローワークや定住財団と連携をいたしました人材の発掘などに努めてまいりたいと考えております。

 

2.それから2点目の、専門科目教員の技術の伝達についてであります。専門高校では、専門的技能の高い教員が多く、その技術は各高校での教育に欠かせないものであり、教員間で計画的に伝承していくということが大切であるというふうに思っております。

 しかしながら、学校規模の縮小に伴ないまして教員数の減少、こういったこともありまして、そういった技術の伝承がだんだんと難しい状況が生じているということも事実であります。

 退職者と新規採用者を同時に任用したらどうかということでありますが、これは教員定数との関係がありまして困難でございますが、学校現場の考え方・要望も聞きながら、教員間で技術の伝達を円滑に行うためにどういう方策があるのか、具体的に検討をすすめてまいりたいというふうに考えております。以上でございます。

 

(再質問)

1.少数科目の技術伝達については、退職者と採用者が同じ学校で勤務して伝達することが望まれ、また、有効であるので、2ヶ月・3ヶ月でも重なる期間を設けて前倒しの採用ができないものか伺う。

 

(答)教育長

1.先ほど困難だと申しあげました。正規職員として同時に採用すると、定数の関係がございまして困難だというふうに申しあげました。期間を限った非常勤講師の採用という制度もございます。そういったことも含めまして、今後具体的に検討させていただきたいという趣旨で申し上げましたので、よろしくお願いいたします。

 

 

 

 


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