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吉田議員(自民)

 

(問)学習指導要領について

1.新学習指導要領における、北方領土と竹島の記載について、現状の違いを、どう思っているのか伺う。

 

(答)教育長

1.小学校中学校の学習指導要領等についての記載でございます。振り返ってみますと、小学校、中学校の学習指導要領への竹島の記載につきましては、これまでも強く国に要望してまいりましたが、前回、平成二十年三月にこの学習指導要領が改訂されておりますが、いずれについても竹島問題について、記載はされなかったという状況であります。

 ただ、同年七月に改正をされました指導要領の解説のうち、中学校用の社会科につきまして、竹島問題がはじめて記載されたという状況でございます。

 この指導要領等に基づきまして、現在教科書が発行されておりますが、中学校用教科書では、地理と公民のすべて、それから歴史の一部に竹島問題について記載がされております。ただその表現には差異があるということでございます。

わたしどももこのような学習指導要領での竹島の記載の扱い、残念に思っております。それから記載のありました中学校用指導要領解説におきましても、まだ表現は不十分であるというふうに認識をいたしております。

 

(再質問)新学習指導要領における、北方領土と竹島の扱いの違いは何か、所見を伺う。

 

(答)教育長

 先ほど経緯を申しあげました。竹島についてなかなか以前から記載されなかったということで、粘り強く要望して参りました。その結果が、間接でございますが、前回四年前の指導要領の解説に初めて載ったということでございますが、先ほども申しあげました、まだ表現が不十分であるというふうに思っているところでございます。

 

(再質問)北方領土は北方領土の日や担当部署があるが、竹島にはない。こういったことが大いに影響していると考えておられるか。

 

(答)教育長

 議員がおっしゃいましたように、所管部局の問題、それから北方領土の日があるということ、そういった歴史的背景も関係しているというふうに思います。

 

2.竹島問題を学ぶ参考に竹島学習リーフレットが全国のより多くの地域や子供たちに活用されることが必要と感じるが、考えを伺う。

3.次の学習指導要領の改訂では、竹島の記述について北方領土同様に固有の領土、不法占拠と明記するのはあたり前と思うが、所見を伺う。

 

(答)教育長

2.今、議員からご紹介いただきました、竹島学習のリーフレットでございますが、今年の四月に作成をいたしました。従来、副教材でDVD、活用してまいりましたが、これを書面にするという意味で、このリーフレットをこの四月に作成をいたしまして、各都道府県の教育委員会、それから国の方にも送付をいたしました。

八月以降、全国から問い合わせが増えてきております。その都度、改めて送付をいたしております。

今後、全国的に竹島に関する関心が、さらに広がることを我々も期待をいたしております。これを機会に全国の市町村にも、このリーフレットを配布するということを検討してみたいと思っております。

3.先ほども申しあげました。これまでも国に対しまして、この竹島問題について、教育問題、強く取り扱うように要望してまいりましたが、次期学習指導要領の改訂に向けましても、引き続き国に対しまして、この竹島問題について適切に記載がされるように要望してまいりたいと思っております。


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