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白石議員(民主県民)

 

(問)三瓶小豆原埋没林について

1.県内小中学生にこの貴重な財産を知る機会を増やすために、先生にもっと関心を持ってもらえるような工夫ができないか、伺う

 

(答)教育長

1.まず三瓶の小豆原埋没林に県内小中学生の学習の機会を増やすべきではないかというお尋ねでございます。

 この小豆原埋没林には、県内の子どもたち、学校行事でも訪れておりますが、昨年度県内では、地元大田市を中心に浜田市や江津市など十七の小・中・高等学校から、一千人近い児童生徒、(これは学校行事で訪れた子どもの数でございます。)が訪れております。ご質問にございましたように、遠足ということで、地理的な問題もございますし、また三瓶山、登山とかサヒメルとかいろいろな場所がございます。そういった中で、この訪れた学校、工夫をしながら、この小豆原埋没林を訪問しているということでございます。

 そういった中で、学校教育の中で、児童生徒が、この貴重な埋没林についてもっと知る機会を増やすということが大切なことだと思っております。そのためには、ご質問にもありましたように、何よりも教員が、この小豆原埋没林の価値や意義を知っていくことが大切というふうに思っております。

 このため今後、たとえば三瓶周辺での教員の研修などの機会をとらえまして、三瓶自然館の学芸員から説明を聞くとこういった機会を持てるようなことを検討してまいりたいというふうに考えております。

 こうしたことで、遠足はもとよりありますが、子どもたちが家族連れで訪れると、そういった機会が増えればといいなと思っております。

 

(問)普通高校でのキャリア教育について

1.現在の普通科高校の進路指導の現状を伺う。

2.まずは教員がキャリア教育の必要性を理解することが必要になると思うが、所見を伺う。

3.具体的にはどのような方法で実施するのか、伺う。

 

(答)教育長

1.普通科高校に入学してくる生徒の多くが大学などへの進学を希望している。

 そこで、一年生では自分の興味・関心や適性等から文系か理系かの選択を行い、二年生では学部・学科を研究し、大学・短大・専門学校などの進路目標を設定し、三年生では具体的な志望校を決定し、進路目標の実現に向けて学力を向上させるよう三年間を見通した進路指導を行ってきている。

 そうした中で近年、島根県の普通科高校でもキャリア教育の一環として、地域で活躍しておられる様々な職業の方の講演会や、大学の教員による出前講座などを取り入れ、生徒に自分の人生や将来の職業をしっかり考えさせる取り組みが増えてきている。

 

2.私もまさにそういうふうに思っている。このため、指導主事が各校を訪問し、高校それぞれの取り組みについて指導や助言を行っている。また、今年度から各高校のキャリア教育担当者を集めキャリア教育の理念、内容、方法についての研修を行っている。

 

3.キャリア教育は、いろいろな目的があるが、内容的には目標設定、問題解決能力を身に付ける取り組みが大切である。

 このためキャリア教育は、新たな時間を設けて行う必要はなく、各教科、総合的な学習の時間、学校行事、あるいはホームルーム活動等学校の教育活動全体の中で工夫して実施できるものと考えている。

 具体的な方法としては、自分の将来の目標設定については、いろいろな職業人の話を聞く、ボランティア活動などの社会体験活動、あるいは企業見学やインターンシップなどを通して、大学等を卒業したその先にある社会や将来の職業を意識させるような取り組みを実施していくことが考えられる。

 

(再質問)図書館活用教育をぜひ司書と一緒にキャリア教育に取り入れていただきたいが、教育長の意見を伺う。

 

(答)教育長

問題解決能力を身に付けさせるために、学校図書館を活用した調べ学習、それに基づく討論などは高校でも行っている。

例えば、松江南高校では司書の努力もあり、全校あげてテーマを決めて図書館を活用しながら、その後討論することをやっている。

これはキャリア教育の問題解決能力に十分役立つと思っている。この取り組みは今後全県的にも紹介しながら広めていきたい。


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