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池田議員(自民)

 

(問)災害時の協力体制、物流体制について

1.公民館を対象とした地域力醸成プログラムの目的と成果について伺う。

 

(答)教育長

1.今の地域力醸成プログラム事業の目的と成果ということでございますが、まず目的でございます。

 公民館、地域活動の拠点であります。議員がおっしゃいましたように、地域力を醸成するためのノウハウも培ってきているというふうに思っております。このプログラム事業でございますが、これはそうした公民館の中からモデルとなる公民館を選定をいたしまして、その取り組みを支援することによりまして、公民館活動を質的な面でも、それから広がりの面でも、さらに充実していこうという取り組みでございます。このモデル公民館の選定に当たりましては、地域の課題がどうか、その解決にどうしたらいいのか、そういった取り組みの内容や考え方を広く、他の公民館はもとよりでありますが、県民の方々にも知っていただこうということで、公開のプレゼンテーションで行っております。

 それから、成果でございますが、これまでこの事業によりまして、県内百十の公民館の活動を支援をしてきております。各公民館では、それぞれの地域の課題を掘り下げ、その解決に向けて広く住民の方々も参加をされまして、それぞれの実態に応じた取り組みが行われてきております。

 あわせまして、こうした活動を行うことによりまして、公民館を核といたしまして、さまざまな世代が交流する、あるいは人のネットワークができる、こういった成果も生まれてきているというふうに認識をいたしております。

 

(問)教育について

1.被災地で頑張る子供たちの活動が沢山紹介されたが、感想を伺う。

2.日頃から身近な問題・疑問について考える癖を付けさせ、子どもたちみんなで議論しあうような風土をぜひ県内すべての学校で作ってもらいたいと考えるが、所見を伺う。

 

(答)教育長

1.今ご紹介いただきました私も震災以後マスコミ等でそうした子どもたちの姿を見てまいりました。大変心を打たれる思いでございます。

 特に教育委員会からも被災地のほうに避難所の応援のために職員を派遣をいたしましたが、その職員が帰ってまいりまして話を聞きますと、避難所で暮らします小学生、或いは毎日中学校の帰りに避難所に毎日来て、食事の世話や掃除をすると、そういった生徒の姿も見たということでございまして、そういった生徒の姿が長い避難生活で苦しんでおられる被災者だけではなくて、応援に出かけた自分たちの励みになったと言う話も聞きました。

 そういったことで、そうした地域のために懸命に働く子どもたちの姿、冒頭申しあげましたように私も心を打たれる思いでございます。

 

2.実はこの度の東日本大震災に際しまして、県内の子どもたちも実は行動を起こしております。例えは、例を申し上げますと、出雲市立の平田中学校、ここの生徒たちが被災者に向けまして、温かいメッセージを綴りました新聞を作成しております。それから安来市立の母里小学校では、児童がサッカーボールなどに手紙を添えて被災地に送ったりしております。こういったように県内でも子どもたちが自分たちに何ができるかということを考えながら行動を起こしてきております。

 こうしたことで社会や人との関わりの中で、自分の考え方を考え、決定して行動していく、こういう力をぜひ県内全部の子どもたちにも身に付けてほしいというふうに考えております。

 県ではそうした意味で、現在読書活動に力を入れております。この読書活動で、やはり子どもたちが問題を考えたり、解決する力を養っていきたいというふうに考えております。本を読むことによりまして、多様な考え方や生き方に触れ、先人の経験や知恵に学ぶということによりまして、子どもたちが身近な問題について考え、自分で解決していく力、こういったことが育っていけばいいなというふうに思っているところでございます。

 

 

 

 


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