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生越議員(自民)

 

(問)石見銀山遺跡の世界遺産登録五周年を迎えるにあたって

1.豊栄神社の現況をどのように把握しているのか伺う。

2.豊栄神社などを修理する場合に文化庁の援助はあるのか、また、県及び大田市の助成について伺う。

3.豊栄神社や佐毘売山神社の歴史的重要性を考えると、島根県でもできる限りの努力をしてほしいが、所見を伺う。

4.地元大田市と連携を深め、世界遺産地内で崩落事故に観光客が巻き込まれないよう万全の対策を講じてほしいが、所見を伺う。

 

(答)教育長

1.豊栄神社でございますが、今、議員から御紹介がございましたように、四百年以上前に建立されたということで、大変由緒ある神社でございます。この豊栄神社の社殿でございますが、本殿、拝殿、随神門、こういったものがございますが、全体の痛みが進んでおります。修理が必要だと思っております。現在、詳細な調査を実施中でございます。今年度中にはその結果をまとめる予定でございます。

 

2.助成の制度について申し上げます。

 この豊栄神社あるいは佐毘売山神社、これらは文化財保護法で指定をされた史跡に当たります。したがいまして、制度上、国からは総事業費の二分の一の補助がございます。このほか、通常は国の補助残二分の一あるわけですが、その二分の一に対しまして、県と市が三分の一ずつ助成をするという制度になっております。そのほか、残りの六分の一、神社側の自己負担があるわけでありますが、大田市で設けておられます石見銀山基金、こちらからその自己負担額の二分の一以内の助成があるという制度になっております。したがいまして、すべての助成が得られたとしますと、豊栄神社などの自己負担額は、最終的に全体事業費の十二分の一ということになります。

 

3.ただいま申し上げましたように、制度上は、先ほど申し上げた仕組みのとおりでございますが、今おっしゃいましたように、佐毘売山神社、豊栄神社、氏子さんが現在のところなかなかいらっしゃらないという状況も承知をいたしております。今後、具体的な修繕計画が出た場合に、一緒になってそこら辺の御相談のほうはやっていきたいというふうに思っております。

 

4.現在、山吹城下の〇・五ヘクタールの区間につきまして、治山事業で落石対策を行っております。今年度中に終了する見込みでございます。また、次年度以降の対策事業を進めるために、同じく山吹城下の隣接地区でございますが、現在用地測量と実施設計を行っているところでございます。引き続き、住民の方はもとより、全国各地からたくさんの観光客、来訪者が訪れになります、そういった方々の安全の確保を図るために、県庁内の他の部局、あるいは大田市と連携をいたしまして、計画的に対策事業を実施してまいりたいと考えております。

 

 

 

 


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