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園山議員(自民)

 

(問)教員の養成について

1.専門的な知見から指導・助言を仰ぎ、同じ課題をともに研究することが大切と思うが所見を伺う。

2.教員を志す若者に対して奨学金制度の拡充や弁済支援など積極的な支援が必要と思うが、所見を伺う。

3.希望者についてのみPTA総会資料を配付という姿勢は座視できず、適切な対応を望むが所見を伺う。

 

(答)知事

1.2.今の島根県の中の教職員の状況をみますと、これまでのところ県として教職員を採用しなくてはならない数を超えまして応募する人が多いわけです。

 だいたい競争率は、過去数年では7倍から15倍ということでございますから、こういう世界では必ずしも奨学金というものが大きな役割を演じているというわけではないかもしれないという気もするわけでもあります。

 また、団塊世代の教員の方々が退職してきますと、生徒は減るにしても教員の採用数が増えるかもしれませんが、今のところ直ちに教員不足が生じるような状況でもないというふうに聞いているところでございます。

 それはおきましても、大事なことは、子どもたちをよく教育できる、立派なと申しますか、表現はいいかどうかわかりませんが、そういう教師をどうやって育成するかということではないか、それが当面の大きな課題ではないかというふうに教育委員会からは、聞いているわけでございまして、私もいかにして教員を、立派な教員を育てる、確保する、そういうことが大事な局面ではないかと思います。

 そういう関連で、島根大学の教員養成課程との協力、あるいは、一緒になって研究するとか、そういうことをもう少しやるべきではないかというご示唆もありました。

 私もその点はやるべきであろうと思います。現在の状況では、教育学部附属教育支援センターというところで、学生たちがどうやって教えるか、そういうことを教える場があるそうでありますけれども、そこでは、県の教職員3名を3年間准教授として派遣をしておりまして、学生の教育プログラムに沿いまして講義をしたり演習をしたり、あるいは学生が教師の体験学習をいたしますが、そういう実習の指導なんかをしているわけでございますが、こういうものをもう少し幅広くできる可能性があるのか、領域があるのかを、これを1つの検討課題ではないかという風に思う次第であります。

 

(答)教育長

3.希望者にのみPTA総会資料を配布したことについての見解を申し上げます。

 充実した教育を進めるためには、学校と家庭、地域の連携が重要だということをことあるごとに申しております。

 環境保護は、県民をあげて取り組む重要な課題であります。

 一方で、PTA総会資料には年度ごとの学校概況説明の資料とか「PTA事業報告」、「PTA諸会計決算及び監査報告」などがあり、学校やPTA活動に対して、保護者に理解と協力を求める上で、大変重要なものだと思っております。

 今年度、学校を運営する上で、校長には組織の責任者、リーダーとして、重点項目をいくつかあげておりますが、その一つとして、原点・基本あるいは基礎を大切にすること、そうした土壌を培っていこうということを申しております。今回の件に限って申しますと、こうした基礎・基本ということ、学校・地域・家庭の情報の共有というのは、まさしく基礎・基本だろうと思います。また、会費についての予算と決算をきちんとする、というのも基礎・基本というふうに考えております。そういうことから、今回のことは、事柄の軽重の判断の適切さに欠けていると思います。

 今後にあっては、今回のこういった資料の配付に限らず、今一度、学校の運営全般について、原点・基礎・基本を大切にすることを強く求めていきたいと思います

 

 


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