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白石議員(民主県民)

 

(問)性同一性障害について

1.性同一性障害に関する研修・相談担当の専門研修の実施について所見を伺う。

 

(答)教育長

1.まず、教職員に対する性同一性障害に関する研修についてであります。

 本年の学校の管理職研修においての性同一性障害に関する説明は、当事者による課題学習を受けました担当の職員が行っております。

 今後、当事者のみでなく専門医による専門研修などの実施によりまして、教育現場に性同一性障害についての正しい理解と認識が広がるよう努めて参るつもりであります。

 

 


(問)図書館教育について

1.司書教諭や司書の配置を充実するために、県と市町村が連携して知恵を出し、工夫していくことについて考えを伺う。

2.モデル校を指定し、市町村教育委員会に紹介する研修に視察を取り入れるなどといった取組はいかがか、所見を伺う。

 

(答)知事

1.最初は、子どもの読書に関連いたしまして、司書教諭や司書の配置などにつきまして、今どういう考えであるかということでございます。

 私は知事になりましてから、この問題につきまして、学校の図書館の役割の重要性でありますとか、いろいろお話をお聞きする機会を持ったり、あるいはそういうことを受けまして、小学校の図書館の利用状況の現場を見させていただいたりしまして、なるほど読書というものが子どもの発育にとって大きな役割を演じているなということを感じた次第でございます。

 それから我々の子どもの頃と違って、図書館の活動が各学校においても活発になって、変わってきているなという印象を持った次第でございます。

 それから鳥取のお話をお聞きしたり、あるいは確か秋田とか東北地方でもずいぶん盛んな県の話なんかも、お聞きした次第でございます。

 そういうことで、島根県の次代を担う子どもたちが、豊かな感性を持ち、豊かな知性を持つ、そういう次世代が育っていくように読書活動を盛んにした方がよいという風に考えまして、先週の六月議会の冒頭の提案理由説明の中で、この問題について今、検討中であるということを申し上げた次第でございます。

 私は地域や学校で行われます読書活動を、県として更に支援し、県民全体の運動として子どもの読書を推進することを考えていきたいと考えているところでございます。

 そうした取組を進めるにあたりましては、それを進める人と材料が必要でございます。人はやはりボランティアの方だけでなく、学校図書館の核となります司書教諭や学校図書館サービスの専門職である学校司書が必要だと、大事だと考えておりますし、またそうした活動を支えるボランティアの方々の活動も併せて大事な要素だと考えますし、それからやはり図書が充実することも大事でございます。

 財政事情は厳しい状況の中ではございますが、学校図書館の司書業務が充実したり、子どもの読書運動が進むように、その方法などにつきまして、今、教育委員会を中心に検討しているところでございます。

 鳥取県の例もご紹介いただきましたけれども、そういう例なども参考にしながら考えてまいりたいというふうに思っているところであります。

 

(答)教育長

2.次に市町村教育委員会や校長を対象にした研修に、学校図書館のモデル的な取組を行っている学校の紹介や視察を取り入れることについてお答えします。

 学校図書館を利用する教育を充実していくためには、市町村教育委員会や市町村長の明確な認識と、校長のリーダーシップが重要であることは論を俟たないところであります。

 こうしたことから、今年度も、春の市町村教育長との教育長会や校長の研修会において、子どもに読書を薦める大切さと言語力の育成の重要性、さらには学校図書館の充実について強調いたしました。特に図書の購入費については、市町村ごとの資料も配付し、確保について尽力を要請いたしております。

 お尋ねの先進的に取り組んでいる学校図書館の活動の紹介や視察を取り入れた研修についてでありますが、春の校長、あるいは教頭研修でも活動の事例の紹介をいたしました。秋に予定している校長研修や校長会での意見交換の場でもこうした活動を取り上げて紹介をいたします。

こうした情報をもとに、プロの教育者として自らが考え、自らが自立的に行動することが重要であるというふうに思います。

 視察につきましては、そうした先進校を参考に、それぞれの校長が自分自身で判断し、視察先の選定をするなど、積極的に行ってほしいというふうに願っております。

 

 


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