（問）西部拠点校について

１．西部拠点校の整備の重要性と整備方針について伺う。

併せて、施設整備基本計画の進捗状況と開学の明確な目標年次について伺う。

（答）知事

１．次に、西部拠点校の整備についてです。

　定時制・通信制高校は、かつてのような勤労青少年のみならず、近年は自分のペースにあわせて勉強したい、じっくり学びたいという新しい学習ニーズを持つ生徒の学習の場となっている。

　このため、こうした生徒が学習できる新しいタイプの学校が求められており、東部、西部に計画し、東部の方が早く始まったわけであるが、県西部においても平成二十年代前半の開設を目途に建設することとしており、平成十八年度から整備場所や施設規模などの検討を開始している。

　現在は浜田高校の全日制の教室を全日制が使わない時間帯に利用し、定時制夜間部と松江北高校通信制の日曜スクーリングを行っている。

　このたび西部において新たに設置を検討している定時制･通信制課程については、夜と日曜の課程に加え、定時制昼間部や平日スクーリングも構想に入れており、そうなると、浜田高校全日制課程と学習時間帯が重なることになることから、生徒にとってより望ましい教育環境をどう整備したらよいか、また、整備にかかるコストをどうするかなどについて、他県調査も実施しながら、より具体的な検討を教育委員会で進めているところである。

　今後、整備時期については財政状況や検討状況も勘案しながら、具体化してまいりたい。

　現時点では、はっきりとした時期は申し上げられないが、努力して参りたい。