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三島議員(無)

 

(問)優秀な人材の県内定着について

1.学校や先生の意識改革の必要性、子どもたちへの意識付けの取り組の是非について伺う。

 

(答)教育長

1.優秀な人材の県内定着についてであります。

 毎年、くにびきメッセ等で開催されている「就職フェアしまね」には、多くの学生が参加しています。それを見るに付けても、十分な働き場所さえあれば、この全ての学生が県内に定住するであろうと思うと、残念で歯がゆい思いがしております。

 大学生と高校生の違いはありますが、そういう思いを持ちながら、高校生の県内就職に取り組んでまいりたいと考えております。

 県内に優秀な人材を定着させるための子どもたちへの意識付けは必要であると思っております。

 そうした思いから、小中学生には、ふるさと教育のなかで、体験学習を通して、地域の産業や企業の理解を深めたり、匠の技などを尊重する心を育てたりするように努めております。

 また、高等学校では、インターンシップ事業を県内企業七百八十社で実施したり、職業講話を十二校で実施しております。

 「ジョブカフェしまね」でも、高校生の地元企業見学や、高校に出向いての企業説明会などが実施されております。

 学校や教師の意識改革が必要では、ということにつきましては、十分資料や根拠があるわけではありませんが、先程申し上げましたように、就職フェアに沢山の学生が参加している姿を見たり、高校卒業者で就職する者のうち6割が県内に就職しているのをみるに付け、ふるさとに愛着を持つ若者の育成は、学校で対応できているのでは、と考えております。

一方、学んだ技術・技能を生かせる職場が少ないことは、残念ながら事実である。県外に就職しているこうした生徒に、学んだ技術・技能を生かせる職場が用意できれば、更に県内に就職できるのではと考えてます。そうしたことから、働く場所の確保も必要であると考えております。

 

■再質問

(問)ふるさと教育は評価するが、教員の意識改革をしっかり進める必要があるのではないか。また、受け皿の問題はあるが、県内の優秀な子どもを県内に残す意識付けが重要。

 

(答)教育長

 「ふるさと教育フェア」に参加したが、むしろ、生徒より教員がはまっていると感じた。平成十七年から開始しているが、手応えを感じている。

 また、松江商業、出雲商業の校長は企業を回って採用依頼を行っているし、江津工業でも地元の方々と定期的に意見交換を行うなど、意識は高まっている。私事だが、自分の息子が高校を卒業する際、担任は、いずれ帰ってこいと説いた。このことに感銘したことを覚えている。

 

 


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