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福田議員(自民)

 

(問)小学生の課外活動について

1.少年スポーツ活動が学校から手を離れ、ほとんどが保護者会などの運営組織に移行したため、教育委員会がその実態を把握していないことから、実態調査が必要と考えるが所見を伺う。

2.小学生の課外活動の弊害をなくし、正常化を目指し、そのあり方を検討すべき時期になっていると考えるが、所見を伺う。

 

(答)教育長

1.まず、少年スポーツ活動の実態調査についてお答えします。

 平成十八年に島根県体育協会が実施した「島根県スポーツ少年団に関する実態調査」では、ご指摘のように、学校とスポーツ少年団との連携が十分図られていない、あるいは、長時間の活動により子どもたちが疲れているといった問題が明らかになっています。

 現状をみますと、長時間の練習で疲れた子どもがいたり、大会参加の送迎や遠征費用など保護者の負担が大きい少年団が見受けられるなど、本県の小学生のスポーツ環境は、必ずしも良好とは言い難い状況にあります。

 県教育委員会では、三年に一度、運動部活動に関する調査を実施しており、この中で、スポーツ少年団や地域スポーツクラブと小学校との関係、地域スポーツ活動への参加者数については把握してきましたが、活動形態、活動日数、活動時間など活動実態の詳細については調査項目としておりません。

 今後は、地域スポーツクラブの活動実態に加え、他県の対応状況などの把握に努めていきたいと考えています。

 

2.次に、少年スポーツ活動のあり方についてお答えします。

 スポーツは、心身の健全な発達や豊かな心と他人に対する思いやりを育むだけでなく、オリンピックや国民体育大会などで、本県選手が活躍する姿は、子どもたちをはじめ多くの県民に夢や感動を与えます。

 スポーツ少年団や地域スポーツクラブは、子どもたちの心身の健全な発達、体力の向上、本県競技スポーツの振興などに幅広く貢献しており、生涯にわたってスポーツ活動を実施していく場でもあります。

 スポーツ少年団の運営に際しては、教育的視点を持ちながら、学校と地域の指導者が連携を密にし、学校行事などにも十分配慮することが求められています。

 子どもたちが、スポーツ少年団や地域スポーツクラブなど多様な場所でスポーツ活動を続けていくには、今申し上げましたような問題点を改善していくことが重要となります。

 今後、スポーツ少年団の育成にあたっている島根県体育協会と共同して、「望ましい少年スポーツ活動のあり方」をまとめていきたいと考えております。

 

 


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