（問）養護学校分教室について

１．旧広瀬中学校の調査結果を伺う。

２．分教室の設置を高等部に絞った場合の対応について伺う。

（答）教育長

１．まず、旧広瀬中学校の調査結果についてであります。

　旧広瀬中学校については、相当の耐震工事が必要であることに加えて、現地調査を実施した結果、これまでに大規模な改修が行われていないことから、校舎の屋上、外壁等にひび割れが見られ、庇も剥離し落下の恐れがあることや、給排水管も相当劣化していることも判明しました。

　これまでの県立学校の改修実績から試算すると、改修等に多額の費用を必要とすることなどから、分教室としての活用は困難と判断いたしました。

２．次に、分教室を高等部に絞った場合の対応についてであります。

　現在、松江養護学校及び出雲養護学校高等部の生徒が急増しており、既存施設のみでは、教室・寄宿舎とも対応が出来なくなる可能性があると考えております。

　安来地区には、相当数の生徒がおり、何らかの対応が必要であると考えております。旧広瀬中学校の使用は困難であると判断したことから、高等部の生徒急増への対応としては、１．県立高校への分教室の設置２．スクールバスの配備による通学の利便性の向上３．他の特別支援学校の活用など多角的に検討していく必要がありますが、安来地区においては、対応を急ぐ必要があることから、安来高校または、情報科学高校への分教室の設置をベースとして、その実施の可能性について検討してまいりたいと考えております。