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門脇議員(民主県民)

 

(問)高校再編について

1.現在、検討委員会で検討されている高校再編についての基本的な考え方とそのスケジュールを伺う。

2.高校再編にあたっては地域の活性化にとって県立高校の果たす役割が大切だという視点がなくてはならないと考えるが、所見を伺う。

 

(答)教育長

1.まず、高校再編についての基本的な考え方とそのスケジュールにについてであります。

 本県の中学校卒業者数は、平成に入ってからは平成元年三月の一万二千六百一人をピークに減少を続け、今年三月には七千五百六十三人(△五千三十八人)になり、概ね十年後の平成三十年三月には六千百人余りになると予測されております。この間で約千四百人、一学級四十人として単純計算すると約三十五学級の減となります。

 県立高校の再編成計画の策定にあたっては、望ましい高校教育を実施するための学校規模や学科のあり方について、また、本県の地理的状況を考慮した高校の配置などについて検討しているところであります。

 十月に開催した第九回検討委員会では、委員同士の検討に加えて、中山間地域や企業、学校後援会の関係者から、地域における高校の存在・役割、県内産業を支える人材の育成、地域産業と学校の連携など高校教育に対する提言や期待、思いなどを伺ったところです。

 検討委員会では、このようなご意見も参考としながら、十二月に中間まとめをしていただき、その後、パブリックコメントも実施した上で、今年度末に最終答申をとりまとめていただくこととしております。

 教育委員会といたしましては、検討委員会の最終答申を受け、平成二十年度中に県立高校の再編成計画を策定することとしております。

 

2.次に、県立高校が果たす役割についてであります。

 県立高校は、高校教育の場としてはもとより、特に中山間地域や離島においては、地域コミュニティや文化的拠点としての役割も果たしていると考えております。さらに先ほどの水産加工業振興の話にもありましたように、地域振興の役割も果たしております。検討委員会においても同様のご意見をいただいたところであります。

 県立高校の再編成計画の策定にあたっては、生徒数の減少という現実はありますが、地域を支え、地域の熱意に支えられる特色ある高校づくりの観点も十分考慮してまいりたいと考えております。

 現在、隠岐水産高校には県外から入学した生徒が十七名おりますが、中山間地域の県立高校においては県外からも生徒が入学するような特色ある高校づくりについて、関係市町村の協力もいただきながら検討して参りたい。

 

 

 

 


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