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石橋議員(県政)

 

(問)魅力ある都市づくりと全県フィールドミュージアム構想について

1.世界遺産登録という千載一遇の機会を活かした石見銀山の認知度及び観光客アップについて、今後の県の支援施策について伺う

 

(答)教育長

1.石見銀山遺跡の世界遺産登録を、認知度、観光客アップにどうつなげていくかとのご質問であります。

 石見銀山遺跡の世界遺産登録が現実のものとなりつつある現在、テレビ、新聞、雑誌等のメディアによる紹介が目立って多くなっており、これに比例して来訪者の増加も著しくなるなど、この遺跡の知名度はこのところ急速に高まって来ていると承知しています。

 このような中にあって、県としましても、地元大田市と共に、登録を前提に、石見銀山の価値を末永く伝えていくことを基本姿勢として、日本はもとよりアジアで初の鉱山遺跡、産業遺産としての独自性をアピールし、認知度を高めていくための各種取組を行っています。

 本年度は、東京・大阪で知事を先頭に開催する観光情報説明会、広島で開催される「ふるさとフェア」での紹介、全国のJR主要駅約一五〇〇カ所で、古代出雲歴史博物館の開館と石見銀山遺跡を併せ紹介する大規模なポスター掲示などを行います。

 また、来年度は、古代出雲歴史博物館と地元の石見銀山資料館で登録を記念し、「輝きふたたび石見銀山展」という記念展を開催することにしております。そのほか、東京での記念シンポジウムの開催をはじめ、各種イベント、インターネット、パンフレット等多種多様な機会や手法を使って積極的に情報発信していくことにしております。

 さらに、石見銀山遺跡に関する文献・古文書、あるいは発掘などの総合的な調査研究を継続的に行い、その成果を国内外に発信するとともに、大田市が実施する遺跡整備とかガイダンス機能等を有する施設の建設などに対しても支援を行い、来訪者にわかりやすく、満足してもらえる世界遺産づくりに努めて参ります。

 また、昨年、行政と民間とによる「石見銀山協働会議」が活発な議論の末にまとめた「行動計画」があり、この行動計画の実現に向けて、「竹、芋、銀、ウメ」など銀山に関連するキーワードを活かした地元産品の開発や石見銀山のブランドイメージの構築など民間が主体的に行う各種の取組みにも様々な形で協力していきたいと考えています。

 


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