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身土不二(しんどふじ)

 

いのち育む郷土(ジゲ)の味

 

 

島根の気候風土に育まれた食材を、その土地で受け継がれてきた食べ方で味わいます。

 

 

※身土不二=その土地でその季節にとれたものを食べるのが健康に良いという考え方。

 

 

「こしょみそ」(海士町)

 

 

夏は暑さで食欲が落ちがちです。そんなときは、海士町の郷土料理「こしょみそ」をお薦めします。
同町の各家庭では夏場になると、小麦や大豆、米麹などを材料に「こじょうゆみそ」を仕込みます。
こじょうゆみそは、みそとしょうゆの中間的な役割を持つ調味料で、さまざまな料理に使われます。
こしょみそは、こじょうゆみそと島では身近な海の幸のサザエ、旬の野菜を使った料理です。
こしょみその「こしょ」とはトウガラシを意味します。
同町の波多美知子(はたみちこ)さんに作り方を教わりました。
フライパンに油をひき、輪切りにしたトウガラシを入れて熱します。
殻ごと5分間ゆでて身を取り出して切ったサザエにナス、ピーマンを入れて炒め、最後にこじょうゆみそを絡めて完成です。
こじょうゆみその独特な風味がサザエや野菜の味を引き立て、ピリッとしたさわやかなトウガラシの辛みが食欲をかきたてます。
波多さんは「こじょうゆみそは、家庭の仕込み方や材料によって味が異なる『わが家の味』です。
こしょみそは、旬の野菜が楽しめる身近な郷土料理です」と話します。
こじょうゆみそは町内の企業が通信販売もしています。

 

 

波多美知子さんの写真
波多美知子さん

 

 

材料(7人分)
●サザエ/100グラム
●ナス/3本
●ピーマン/4つ
●こじょうゆみそ/200グラム
●トウガラシ/小1本
●油/大さじ5杯

 


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