7月4日、オペラ「石見銀山」実行委員会の皆さんが知事を訪問されました。

（写真：懇談の様子）

　平成19年7月2日に石見銀山遺跡がアジアで初めての産業遺産として世界文化遺産に登録されてから、来年7月で満10周年を迎えます。

　これを記念して、石見銀山の歴史を世界初の試みであるオペラと石見神楽の融合で表現し、それを通して県内外はもとより世界に広く情報発信しようと、平成29年7月2日に大田市民会館でオペラ「石見銀山」が公演されます。

　このオペラには、今回主演されるオペラユニット「LEGEND（レジェンド）」メンバーで大田市出身の柿迫秀（あきら）さんや、大田市にゆかりのあるオペラ歌手（ソリスト）の坂井田真実子さん、松浦麗さんが出演されます。また、一般公募による地元合唱団や子供たちも参加します。

　企画した関係者は、この公演を行うことで、新しい文化の創造と石見銀山の歴史や文化の継承、次世代を担う子どもたちにも郷土の誇りと理解を深めてもらいたいと考えています。

　オペラユニット「LEGEND（レジェンド）」のリーダーの吉^※田知明さんは「10周年祝いという一過性で終わるのではなく、いろいろな場で上演し、このオペラを都会でみた人が島根に興味を持っていただく、また、島根観光をした人がオペラにも足を運んだりしていただければ。また、地元である大田や島根の人たちにも、特に若い人に見てもらって石見の魅力を知っていただければと思います。」と話されました。

　知事は、「本格的なオペラですし、10周年でこのような企画をされるのはいいアイデアですね。県としても応援していきたいと思います。」と述べました。

　※「吉」は「つち（土）よし」

（写真：台本）