「県民ホットライン」 2007年5月分
蟠竜湖県立自然公園のブラックバスについて
【提案】 5月16日受付
益田市にある「蟠竜湖県立自然公園」についてお聞きします。
現在、蟠竜湖県立自然公園にある湖ではルアーフィッシングができるようになっており、バス釣りをする人たちがたくさんいます。このバスはオオクチバス(ブラックバス)といわれている魚で、外来生物法のリストに載っている生物です。
昔はこの湖にはたくさんの鯉が生息していましたが、現在では数が激減しており、一番多かったころに比べて半分以下になっているのではないかと思われます。(見た目にも減っているのがわかります)
生き残っている鯉達についても気になることがあります。鯉の群れの中に小さな鯉(稚魚)が全くいないことです。ブラックバスの餌は魚類、エビなどの甲殻類。さらに鳥のヒナまでも餌とする獰猛な魚です。このブラックバスによって鯉の稚魚が食べられているのではないでしょうか。また、昔は多くいた水鳥も現在では1匹も見ることができません。
バスは生態系を壊すので全国的に問題になっています。県立自然公園で自然の生態系を壊す外来生物を放置している現状はいかがなものでしょう。ブラックバスはルアー愛好者による密放流が現在も行われているという話も聞きます。早期に駆除をしなければ湖の鯉が絶滅することも考えられます。
昨日テレビで放電による外来種の駆除のニュースがありました。あの方法を実施してはいかがですか。
蟠竜湖の鯉は小さな子供達にとても人気があります。大人も小さいころの思い出がとてもある湖です。知事にも思い出があるのではないでしょうか。ぜひともこの湖を守っていただきたいと思います。
【回答】 5月29日回答
対応: 参考とします
蟠竜湖は、湖沼景観を主体とした県立自然公園であり、開発などを規制することでその特異な地形や地質などを保全しています。
オオクチバスは、この蟠竜湖でも1985年の環境庁(当時)の調査において、その生息が確認されています。現在では、オオクチバスが増殖したため、魚類に影響が出ているのもご指摘されたとおりです。
このオオクチバスは、平成17年6月から施行されている「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)」により、その生息区域が拡大しないよう、輸入、飼育、運搬などが原則として禁止されており、違反した場合には罰則が適用されます。
この法律の制定を受けて、国内においても環境省を主体にオオクチバスなどの外来魚駆除の研究が進められ、いくつかの効果的な駆除方法も考え出されており、県ではこれらの情報を漁協へも提供しているところです。
また、オオクチバスなどによる既存生態系への影響について周知することも重要であるため、県では、今年度啓発用ポスターを作成し、外来魚の密放流防止などの意識啓発に努めることにしています。
今後も、意識啓発を行っていくとともに、漁協などの関係機関と調整を図りながら、必要に応じて対策を講じていきたいと考えています。
(環境生活部自然環境課、農林水産部水産課)

