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報告(ほうこく)  

  目次(もくじ)

 

まえがき 本年(ほんねん)報告(ほうこく)(およ)勧告(かんこく)()たって
職員(しょくいん)給与(きゅうよ)(とう)(かん)する報告(ほうこく)
 1 職員(しょくいん)給与(きゅうよ)(など)状況(じょうきょう)について 
 2 民間(みんかん)給与(きゅうよ)(など)状況(じょうきょう)について
 3 物価(ぶっか)(およ)生計(せいけい)()について
 4 都道府県(とどうふけん)職員(しょくいん)給与(きゅうよ)について
 5 職員(しょくいん)給与(きゅうよ)民間(みんかん)給与(きゅうよ)との比較(ひかく)
 6 人事院(じんじいん)勧告(かんこく)概要(がいよう)
 7 むすび

  

まえがき 本年(ほんねん)報告(ほうこく)(およ)勧告(かんこく)()たって

まえがき全文(ぜんぶん):PDF(ばん)110.8KB

 

 我が国(わがくに)経済(けいざい)情勢(じょうせい)については、本年(ほんねん)9月(くがつ)月例(げつれい)経済(けいざい)報告(ほうこく)内閣(ないかく)())では、景気(けいき)はこのところ一部(いちぶ)(よわ)さが()られるものの回復(かいふく)しており、先行(さきゆ)きについては、国内(こくない)民間(みんかん)需要(じゅよう)(ささ)えられた景気(けいき)回復(かいふく)(つづ)くと見込(みこ)まれるとされている。

また、雇用(こよう)情勢(じょうせい)についても、完全(かんぜん)失業(しつぎょう)(りつ)低下(ていか)傾向(けいこう)推移(すいい)するなど、(きび)しさが(のこ)るものの着実(ちゃくじつ)改善(かいぜん)しているとされている。

 

 本県(ほんけん)経済(けいざい)雇用(こよう)情勢(じょうせい)()()けると、景気(けいき)動向(どうこう)については、公共(こうきょう)投資(とうし)減少(げんしょう)しているものの、生産(せいさん)活動(かつどう)順調(じゅんちょう)(うご)きが(つづ)き、個人(こじん)消費(しょうひ)持ち直(もちなお)しの(きざ)しがあるなど、(そう)じてみれば(ゆる)やかに回復(かいふく)しつつある。

また、本年(ほんねん)8月(はちがつ)有効(ゆうこう)求人(きゅうじん)倍率(ばいりつ)は0.98(ばい)となっており、昨年(さくねん)同月(どうげつ)(くら)べて0.12ポイント改善(かいぜん)しているが、全国(ぜんこく)平均(へいきん)比較(ひかく)すると下回(したまわ)っている。本年(ほんねん)7月(なながつ)(まつ)常用(じょうよう)労働(ろうどう)(しゃ)(すう)をみると、226,646(にん)昨年(さくねん)同月(どうげつ)(くら)べて2,699(にん)増加(ぞうか)しており、雇用(こよう)情勢(じょうせい)についても(ゆる)やかな改善(かいぜん)がみられる。

 県内(けんない)民間(みんかん)事業(じぎょう)(しょ)においては、経済(けいざい)社会(しゃかい)システムの変革(へんかく)(すす)(なか)で、これまであらゆる部門(ぶもん)経営(けいえい)努力(どりょく)(かさ)ねられてきており、本年(ほんねん)において雇用(こよう)調整(ちょうせい)実施(じっし)した事業(じぎょう)(しょ)昨年(さくねん)より減少(げんしょう)している。また、給与(きゅうよ)(めん)では、ベースアップを実施(じっし)した事業(じぎょう)(しょ)定期(ていき)昇給(しょうきゅう)増額(ぞうがく)した事業(じぎょう)(しょ)昨年(さくねん)よりも増加(ぞうか)している。特別(とくべつ)(きゅう)(ボーナス)については、本県(ほんけん)においては全国(ぜんこく)(てき)増加(ぞうか)(うご)きには(いた)らず、昨年(さくねん)よりも支給(しきゅう)割合(わりあい)減少(げんしょう)している。

 

 地方(ちほう)公務員(こうむいん)給与(きゅうよ)については、地方(ちほう)公務員(こうむいん)(ほう)で「職員(しょくいん)給与(きゅうよ)は、生計(せいけい)()(なら)びに(くに)(およ)(ほか)地方(ちほう)公共(こうきょう)団体(だんたい)職員(しょくいん)(なら)びに民間(みんかん)事業(じぎょう)従事(じゅうじ)(しゃ)給与(きゅうよ)その()事情(じじょう)考慮(こうりょ)して(さだ)められなければならない。」という均衡(きんこう)原則(げんそく)(もと)づいて決定(けってい)することとされており、従来(じゅうらい)は、この均衡(きんこう)原則(げんそく)については、国家(こっか)公務員(こうむいん)給与(きゅうよ)(じゅん)ずることで実現(じつげん)されると(かい)されてきたが、昨今(さっこん)は、地域(ちいき)民間(みんかん)企業(きぎょう)従業(じゅうぎょう)(いん)給与(きゅうよ)をより重視(じゅうし)して決定(けってい)することが(もと)められている。

このような要請(ようせい)()けて、昨年(さくねん)勧告(かんこく)から、公務員(こうむいん)民間(みんかん)企業(きぎょう)従業(じゅうぎょう)(いん)給与(きゅうよ)比較(ひかく)において、比較(ひかく)対象(たいしょう)となる企業(きぎょう)規模(きぼ)を100(にん)以上(いじょう)から50(にん)以上(いじょう)拡大(かくだい)するなどの見直(みなお)しも(おこな)ったところであり、(ほん)委員(いいん)(かい)としては、職員(しょくいん)士気(しき)高揚(こうよう)有能(ゆうのう)人材(じんざい)確保(かくほ)観点(かんてん)から一定(いってい)給与(きゅうよ)水準(すいじゅん)確保(かくほ)しつつ、地域(ちいき)民間(みんかん)給与(きゅうよ)実態(じったい)をより適正(てきせい)反映(はんえい)していく必要(ひつよう)があると(かんが)える。

 

 (けん)行政(ぎょうせい)においては、危機(きき)(てき)財政(ざいせい)状況(じょうきょう)(もと)定員(ていいん)削減(さくげん)をはじめとする行政(ぎょうせい)効率(こうりつ)()・スリム()事務(じむ)事業(じぎょう)見直(みなお)しなど(さら)なる行財政(ぎょうざいせい)改革(かいかく)への取り組(とりく)みが(すす)められている。

このような状況(じょうきょう)において、職員(しょくいん)(みな)さんには、(かぎ)られた予算(よさん)人員(じんいん)(なか)最大限(さいだいげん)効果(こうか)発揮(はっき)できるよう、複雑(ふくざつ)多様(たよう)()する業務(ぎょうむ)(たい)し、(つよ)使命(しめい)(かん)()って立ち向(たちむ)かっていくことが(もと)められている。今後(こんご)一層(いっそう)業務(ぎょうむ)効率(こうりつ)()職務(しょくむ)能力(のうりょく)向上(こうじょう)(つと)めるとともに、(あたら)しい時代(じだい)地方(ちほう)自治(じち)(ささ)える全体(ぜんたい)奉仕(ほうし)(しゃ)として、県民(けんみん)期待(きたい)要請(ようせい)(こた)えるよう職務(しょくむ)精励(せいれい)されることを(せつ)要望(ようぼう)するものである。

 

 

職員(しょくいん)給与(きゅうよ)(とう)(かん)する報告(ほうこく)

報告(ほうこく)全文(ぜんぶん):PDF(ばん)375.6KB

 

  (ほん)委員(いいん)(かい)は、地方(ちほう)公務員(こうむいん)(ほう)規定(きてい)(もと)づき、平成(へいせい)19(ねん)4月(しがつ)(にち)現在(げんざい)島根(しまね)(けん)職員(しょくいん)13,028(にん)(かか)給与(きゅうよ)(なら)びに県内(けんない)122の民間(みんかん)事業(じぎょう)(しょ)従業(じゅうぎょう)(しゃ)4,287(にん)給与(きゅうよ)以下(いか)民間(みんかん)給与(きゅうよ)」という。)の実態(じったい)把握(はあく)するとともに、職員(しょくいん)給与(きゅうよ)(とう)決定(けってい)する(しょ)条件(じょうけん)について調査(ちょうさ)検討(けんとう)(おこな)ってきたが、その結果(けっか)概要(がいよう)(つぎ)のとおりである。

また、職員(しょくいん)給与(きゅうよ)については、職員(しょくいん)給与(きゅうよ)特例(とくれい)(かん)する条例(じょうれい)平成(へいせい)15(ねん)島根(しまね)(けん)条例(じょうれい)(だい)15(ごう)以下(いか)特例(とくれい)条例(じょうれい)」という。)により減額(げんがく)して支給(しきゅう)されていることから、このような状況(じょうきょう)()まえて、報告(ほうこく)(おこな)うものである。

 

職員給与実態調査の調査人員

 

 

1 職員(しょくいん)給与(きゅうよ)(など)状況(じょうきょう)について  

  

(1)職員(しょくいん)構成(こうせい)(とう)

 職員(しょくいん)には、その従事(じゅうじ)する職務(しょくむ)種類(しゅるい)(おう)じて、行政(ぎょうせい)(しょく)公安(こうあん)(しょく)医療(いりょう)(しょく)教育(きょういく)(しょく)など9種類(しゅるい)給料(きゅうりょう)(ひょう)適用(てきよう)されており、その構成(こうせい)()をみると、中学校(ちゅうがっこう)(およ)小学校(しょうがっこう)教育(きょういく)(しょく)が36.8%と(もっと)(たか)く、以下(いか)行政(ぎょうせい)(しょく)31.1%、高等(こうとう)学校(がっこう)(とう)教育(きょういく)(しょく)16.4%、公安(こうあん)(しょく)11.2%(など)(じゅん)となっている。

また、職員(しょくいん)平均(へいきん)年齢(ねんれい)は43.6(さい)平均(へいきん)経験(けいけん)年数(ねんすう)は21.5(ねん)となっており、このうち行政(ぎょうせい)(しょく)職員(しょくいん)についてみると、平均(へいきん)年齢(ねんれい)は43.9(さい)昨年(さくねん)43.4(さい))、平均(へいきん)経験(けいけん)年数(ねんすう)は22.3(ねん)(どう)21.9(ねん))となっている。

 

 なお、本年(ほんねん)4月(しがつ)公立(こうりつ)大学(だいがく)法人(ほうじん)島根県立(しまねけんりつ)大学(だいがく)設立(せつりつ)され、この法人(ほうじん)島根県立(しまねけんりつ)大学(だいがく)(およ)島根県立(しまねけんりつ)大学(だいがく)短期大学(たんきだいがく)()運営(うんえい)することとされたことに(ともな)い、従来(じゅうらい)大学(だいがく)教育(きょういく)(しょく)給料(きゅうりょう)(ひょう)適用(てきよう)(しゃ)当該(とうがい)法人(ほうじん)職員(しょくいん)となったことや、(おな)じく本年(ほんねん)4月(しがつ)より病院(びょういん)事業(じぎょう)地方(ちほう)公営(こうえい)企業(きぎょう)(ほう)全部(ぜんぶ)適用(てきよう)することとされたことに(ともな)い、県立(けんりつ)病院(びょういん)勤務(きんむ)する医療(いりょう)(しょく)給料(きゅうりょう)(ひょう)適用(てきよう)(しゃ)(など)職員(しょくいん)給与(きゅうよ)(かん)する条例(じょうれい)昭和(しょうわ)26(ねん)島根(しまね)(けん)条例(じょうれい)(だい)(ごう))の適用(てきよう)()けなくなったこと(とう)から、職員(しょくいん)給与(きゅうよ)実態(じったい)調査(ちょうさ)対象(たいしょう)職員(しょくいん)(すう)は13,028(にん)昨年(さくねん)(くら)べ998(にん)(げん)(△7.1%)となっている。(参考(さんこう)資料(しりょう)(だい)(ひょう):PDF(ばん)66.1KB

 

給料表別職員数及び構成比

 

職員の年齢階層別人数及び構成比

  

(2)職員(しょくいん)給与(きゅうよ)

 平成(へいせい)19(ねん)4月(しがつ)(ぶん)職員(しょくいん)平均(へいきん)給与(きゅうよ)月額(げつがく)は、特例(とくれい)条例(じょうれい)による減額(げんがく)措置(そち)(まえ)以下(いか)減額(げんがく)措置(そち)(まえ)」という。)では、409,668(えん)であり、特例(とくれい)条例(じょうれい)による減額(げんがく)措置(そち)()以下(いか)減額(げんがく)措置(そち)()」という。)では、384,981(えん)となっている。

また、行政(ぎょうせい)(しょく)職員(しょくいん)平均(へいきん)給与(きゅうよ)月額(げつがく)以下(いか)職員(しょくいん)給与(きゅうよ)」という。)は、減額(げんがく)措置(そち)(まえ)では385,606(えん)(たい)前年(ぜんねん)()△0.9%)で3,521(えん)減少(げんしょう)しており、減額(げんがく)措置(そち)()では361,962(えん)(どう)△0.9%)で3,271(えん)減少(げんしょう)であった。(参考(さんこう)資料(しりょう)(だい)(ひょう):PDF(ばん)68.5KB

 

職員の平均給与月額の状況

2 民間(みんかん)給与(きゅうよ)(など)状況(じょうきょう)について

 本年(ほんねん)5月(ごがつ)から6月(ろくがつ)にかけて、職員(しょくいん)給与(きゅうよ)(とう)比較(ひかく)検討(けんとう)するため、人事院(じんじいん)共同(きょうどう)で、企業(きぎょう)規模(きぼ)50(にん)以上(いじょう)で、かつ、事業(じぎょう)(しょ)規模(きぼ)50(にん)以上(いじょう)県内(けんない)250の民間(みんかん)事業(じぎょう)(しょ)のうちから(そう)()無作為(むさくい)抽出(ちゅうしゅつ)(ほう)により抽出(ちゅうしゅつ)した124事業(じぎょう)(しょ)対象(たいしょう)に「平成(へいせい)19(ねん)職種(しょくしゅ)(べつ)民間(みんかん)給与(きゅうよ)実態(じったい)調査(ちょうさ)」を実施(じっし)し、うち122事業(じぎょう)(しょ)調査(ちょうさ)完了(かんりょう)した。(参考(さんこう)資料(しりょう)(だい)17(ひょう):PDF(ばん)75.0KB

 また、昨年(さくねん)から調査(ちょうさ)対象(たいしょう)企業(きぎょう)範囲(はんい)拡大(かくだい)しているが、調査(ちょうさ)完了(かんりょう)(りつ)は、調査(ちょうさ)重要(じゅうよう)(せい)(たい)する民間(みんかん)事業(じぎょう)(しょ)理解(りかい)()て、98.4%と(きわ)めて(たか)いものとなっている。

 なお、調査(ちょうさ)では、公務(こうむ)行政(ぎょうせい)(しょく)類似(るいじ)すると(みと)められる事務(じむ)技術(ぎじゅつ)関係(かんけい)職種(しょくしゅ)3,477(にん)(およ)研究(けんきゅう)(いん)医師(いし)(とう)職種(しょくしゅ)810(にん)について、本年(ほんねん)4月(しがつ)(ぶん)として支払(しはら)われた給与(きゅうよ)月額(げつがく)(とう)調査(ちょうさ)するとともに、(かく)民間(みんかん)企業(きぎょう)における給与(きゅうよ)改定(かいてい)状況(じょうきょう)や、雇用(こよう)調整(ちょうせい)実施(じっし)状況(じょうきょう)(とう)についても調査(ちょうさ)(おこな)った。

 

(1)本年(ほんねん)給与(きゅうよ)改定(かいてい)(など)状況(じょうきょう)

 新卒(しんそつ)事務(じむ)(いん)技術(ぎじゅつ)(しゃ)初任(しょにん)(きゅう)平均(へいきん)(がく)は、大学卒(だいがくそつ)で185,920(えん)昨年(さくねん)182,214(えん))、高校(こうこう)(そつ)で148,489(えん)(どう)147,761(えん))となっており、いずれも昨年(さくねん)(くら)べて増額(ぞうがく)となっている。(参考(さんこう)資料(しりょう)(だい)20(ひょう):PDF(ばん)75.2KB

 一般(いっぱん)従業(じゅうぎょう)(いん)給与(きゅうよ)改定(かいてい)状況(じょうきょう)をみると、ベースアップの慣行(かんこう)のない事業(じぎょう)(しょ)割合(わりあい)が38.4%(昨年(さくねん)44.6%)となっている。ベースアップを実施(じっし)した事業(じぎょう)(しょ)割合(わりあい)は34.1%((どう)30.4%)となっており、昨年(さくねん)(くら)べて増加(ぞうか)する一方(いっぽう)、ベースアップを中止(ちゅうし)した事業(じぎょう)(しょ)も27.5%((どう)23.4%)と増加(ぞうか)している。なお、ベースダウンを実施(じっし)した事業(じぎょう)(しょ)はなかった((どう)1.6%)。

また、定期(ていき)昇給(しょうきゅう)実施(じっし)した事業(じぎょう)(しょ)割合(わりあい)は73.4%(昨年(さくねん)72.3%)となっている。昨年(さくねん)よりも増額(ぞうがく)した事業(じぎょう)(しょ)割合(わりあい)は35.1%であり、減額(げんがく)した事業(じぎょう)(しょ)割合(わりあい)(6.7%)を上回(うわまわ)っている。

 

民間における給与改定の状況

 

民間における定期昇給の実施状況

  

(2)雇用(こよう)調整(ちょうせい)実施(じっし)状況(じょうきょう)

  平成(へいせい)19(ねん)1月(いちがつ)以降(いこう)雇用(こよう)調整(ちょうせい)実施(じっし)した事業(じぎょう)(しょ)割合(わりあい)は18.1%と昨年(さくねん)(22.8%)に(くら)べて減少(げんしょう)している。

 

民間における雇用調整の実施状況

 

3 物価(ぶっか)(およ)生計(せいけい)()について

 本年(ほんねん)4月(しがつ)消費(しょうひ)(しゃ)物価(ぶっか)指数(しすう)総務(そうむ)(しょう))は、全国(ぜんこく)では100.1(昨年(さくねん)100.1)と昨年(さくねん)(どう)水準(すいじゅん)であったが、松江市(まつえし)では99.8((どう)100.4)と0.6%下落(げらく)している。

 また、本年(ほんねん)4月(しがつ)勤労(きんろう)(しゃ)世帯(せたい)における消費(しょうひ)支出(ししゅつ)総務(そうむ)(しょう)家計調査(かけいちょうさ)」)は、松江市(まつえし)では341,060(えん)となっており、この家計調査(かけいちょうさ)(とう)基礎(きそ)として算定(さんてい)した本年(ほんねん)4月(しがつ)松江市(まつえし)における2(にん)世帯(せたい)、3(にん)世帯(せたい)(およ)び4(にん)世帯(せたい)標準(ひょうじゅん)生計(せいけい)()は、それぞれ183,970(えん)、204,550(えん)(およ)び225,160(えん)となっている。(参考(さんこう)資料(しりょう)(だい)26(ひょう)(だい)27(ひょう):PDF(ばん)61.4KB

 

4 都道府県(とどうふけん)職員(しょくいん)給与(きゅうよ)について

 (さき)総務(そうむ)(しょう)公表(こうひょう)された、平成(へいせい)18(ねん)4月(しがつ)(にち)現在(げんざい)都道府県(とどうふけん)ラスパイレス指数(しすう)行政(ぎょうせい)(しょく))の平均(へいきん)は、99.2であった。

本県(ほんけん)のラスパイレス指数(しすう)は、特例(とくれい)条例(じょうれい)による給与(きゅうよ)減額(げんがく)措置(そち)影響(えいきょう)もあり92.6となっており、平成(へいせい)17年度(ねんど)以降(いこう)全国(ぜんこく)最低(さいてい)水準(すいじゅん)となっている。

 

都道府県のラスパイレス指数の分布状況

 

5 職員(しょくいん)給与(きゅうよ)民間(みんかん)給与(きゅうよ)との比較(ひかく)

 

(1)月例(げつれい)(きゅう)

 職員(しょくいん)給与(きゅうよ)民間(みんかん)給与(きゅうよ)との比較(ひかく)は、職員(しょくいん)民間(みんかん)企業(きぎょう)従業(じゅうぎょう)(いん)同種(どうしゅ)(どう)(など)(しゃ)同士(どうし)比較(ひかく)することを基本(きほん)として、公務(こうむ)においては行政(ぎょうせい)(しょく)給料(きゅうりょう)(ひょう)民間(みんかん)においては公務(こうむ)行政(ぎょうせい)(しょく)給料(きゅうりょう)(ひょう)類似(るいじ)すると(みと)められる事務(じむ)技術(ぎじゅつ)関係(かんけい)職種(しょくしゅ)(もの)について()っている。

また、比較(ひかく)方法(ほうほう)については、単純(たんじゅん)給与(きゅうよ)平均(へいきん)()によるのではなく、(おも)給与(きゅうよ)決定(けってい)要素(ようそ)である役職(やくしょく)段階(だんかい)年齢(ねんれい)学歴(がくれき)(おな)じくする(もの)同士(どうし)対比(たいひ)させ、精密(せいみつ)比較(ひかく)(ラスパイレス方式(ほうしき))を(おこな)っている。

 なお、昨年(さくねん)勧告(かんこく)において、民間(みんかん)企業(きぎょう)従業(じゅうぎょう)(いん)給与(きゅうよ)をより(ひろ)把握(はあく)し、職員(しょくいん)給与(きゅうよ)反映(はんえい)させるため、比較(ひかく)対象(たいしょう)企業(きぎょう)規模(きぼ)従来(じゅうらい)の100(にん)以上(いじょう)から50(にん)以上(いじょう)拡大(かくだい)するなどの見直(みなお)しを(おこな)っている。

 

 本年(ほんねん)4月(しがつ)(ぶん)給与(きゅうよ)(がく)について、職員(しょくいん)給与(きゅうよ)民間(みんかん)給与(きゅうよ)比較(ひかく)すると、民間(みんかん)給与(きゅうよ)378,000(えん)(たい)して職員(しょくいん)給与(きゅうよ)減額(げんがく)措置(そち)(まえ)では386,437(えん)であり、8,437(えん)(2.18%)上回(うわまわ)っているが、減額(げんがく)措置(そち)()では362,740(えん)であり、(ぎゃく)に15,260(えん)(4.21%)下回(したまわ)っている。(参考(さんこう)資料(しりょう)(だい)14(ひょう):PDF(ばん)65.8KB(だい)18(ひょう):PDF(ばん)75.0KB

 

職員給与と民間給与との較差

 

 民間(みんかん)における家族(かぞく)手当(てあて)支給(しきゅう)状況(じょうきょう)については、配偶(はいぐう)(しゃ)()(にん)(かか)支給(しきゅう)(がく)が、職員(しょくいん)扶養(ふよう)手当(てあて)支給(しきゅう)(がく)上回(うわまわ)っている。(参考(さんこう)資料(しりょう)(だい)22(ひょう):PDF(ばん)72.2KB

 

(2)特別(とくべつ)(きゅう)

 昨年(さくねん)8月(はちがつ)から本年(ほんねん)7月(なながつ)までの1年間(ねんかん)において、民間(みんかん)事業(じぎょう)(しょ)支払(しはら)われた特別(とくべつ)(きゅう)は、所定(しょてい)(ない)給与(きゅうよ)月額(げつがく)の4.02月(にがつ)(ぶん)相当(そうとう)していた。これは、昨年(さくねん)(4.11月(じゅういちがつ)(ぶん))より減少(げんしょう)しており、職員(しょくいん)期末(きまつ)手当(てあて)勤勉(きんべん)手当(てあて)年間(ねんかん)平均(へいきん)支給(しきゅう)月数(げっすう)(4.45月(ごがつ))を0.43月(さんがつ)(ぶん)下回(したまわ)っている。(参考(さんこう)資料(しりょう)(だい)24(ひょう):PDF(ばん)72.2KB

 

職員の期末・勤勉手当と民間の特別給との差

 

6 人事院(じんじいん)勧告(かんこく)概要(がいよう)

 人事院(じんじいん)は、本年(ほんねん)8月(はちがつ)8日(ようか)に、国会(こっかい)(およ)内閣(ないかく)(たい)して一般(いっぱん)(しょく)国家(こっか)公務員(こうむいん)給与(きゅうよ)(とう)について報告(ほうこく)し、(あわ)せて給与(きゅうよ)(など)改定(かいてい)について勧告(かんこく)(おこな)ったが、その概要(がいよう)(つぎ)のとおりである。

 

(1)民間(みんかん)給与(きゅうよ)との較差(かくさ)(もと)づく給与(きゅうよ)改定(かいてい)

ア 公務員(こうむいん)給与(きゅうよ)民間(みんかん)給与(きゅうよ)実態(じったい)

(ア)公務員(こうむいん)給与(きゅうよ)状況(じょうきょう)

  民間(みんかん)給与(きゅうよ)との比較(ひかく)対象(たいしょう)である行政(ぎょうせい)(しょく)俸給(ほうきゅう)(ひょう)((いち))適用(てきよう)(しゃ)(166,568(にん)平均(へいきん)年齢(ねんれい)40.7(さい))の本年(ほんねん)4月(しがつ)における平均(へいきん)給与(きゅうよ)月額(げつがく)は383,541(えん)となっており、税務署(ぜいむしょ)職員(しょくいん)刑務(けいむ)官等(かんとう)(ふく)めた職員(しょくいん)全体(ぜんたい)(286,617(にん)平均(へいきん)年齢(ねんれい)41.4(さい))では401,655(えん)となっている。

(イ)民間(みんかん)給与(きゅうよ)状況(じょうきょう)

  新卒(しんそつ)事務(じむ)(いん)技術(ぎじゅつ)(しゃ)初任(しょにん)(きゅう)平均(へいきん)(がく)は、大学卒(だいがくそつ)高校(こうこう)(そつ)とも、昨年(さくねん)(くら)べて大幅(おおはば)増額(ぞうがく)となっている。

一般(いっぱん)従業(じゅうぎょう)(いん)について、ベースアップを実施(じっし)した事業(じぎょう)(しょ)割合(わりあい)定期(ていき)昇給(しょうきゅう)実施(じっし)した事業(じぎょう)(しょ)割合(わりあい)とも昨年(さくねん)より増加(ぞうか)している。

  平成(へいせい)19(ねん)1月(いちがつ)以降(いこう)雇用(こよう)調整(ちょうせい)実施(じっし)した事業(じぎょう)(しょ)割合(わりあい)は、昨年(さくねん)(くら)べて減少(げんしょう)している。

 

イ 民間(みんかん)給与(きゅうよ)との比較(ひかく)

(ア)月例(げつれい)(きゅう)

  公務(こうむ)においては行政(ぎょうせい)(しょく)俸給(ほうきゅう)(ひょう)((いち))、民間(みんかん)においては公務(こうむ)行政(ぎょうせい)(しょく)俸給(ほうきゅう)(ひょう)((いち))と類似(るいじ)すると(みと)められる職種(しょくしゅ)(もの)について、4月(しがつ)(ぶん)給与(きゅうよ)(がく)比較(ひかく)(ラスパイレス方式(ほうしき))を(おこな)ったところ、公務員(こうむいん)給与(きゅうよ)民間(みんかん)給与(きゅうよ)を1,352(えん)(0.35%)下回(したまわ)った。

 

 

国の公務員給与と全国の民間給与との較差

 

  また、配偶(はいぐう)(しゃ)()(にん)(かか)民間(みんかん)家族(かぞく)手当(てあて)支給(しきゅう)(がく)が、職員(しょくいん)のこれらに(かか)扶養(ふよう)手当(てあて)支給(しきゅう)(がく)上回(うわまわ)っている。

(イ)特別(とくべつ)(きゅう)

  昨年(さくねん)8月(はちがつ)から本年(ほんねん)7月(なながつ)までの1年間(ねんかん)において、民間(みんかん)事業(じぎょう)(しょ)支払(しはら)われた特別(とくべつ)(きゅう)は、所定(しょてい)(ない)給与(きゅうよ)月額(げつがく)の4.51月(いちがつ)(ぶん)相当(そうとう)しており、職員(しょくいん)期末(きまつ)手当(てあて)勤勉(きんべん)手当(てあて)年間(ねんかん)平均(へいきん)支給(しきゅう)月数(げっすう)(4.45月(ごがつ))を上回(うわまわ)っている。

 

ウ 本年(ほんねん)給与(きゅうよ)改定(かいてい)

(ア)俸給(ほうきゅう)(ひょう)

  民間(みんかん)との(あいだ)相当(そうとう)()(しょう)じている初任(しょにん)(きゅう)中心(ちゅうしん)若年(じゃくねん)(そう)限定(げんてい)して改定(かいてい)(おこな)い、(ちゅう)高齢(こうれい)(そう)については改定(かいてい)(おこな)わないこととする。

  この結果(けっか)行政(ぎょうせい)(しょく)俸給(ほうきゅう)(ひょう)(いち))について、1(きゅう)平均(へいきん)改定(かいてい)(りつ)は1.1%、2(きゅう)は0.6%の改善(かいぜん)となり(3(きゅう)は0.0%、4(きゅう)以上(いじょう)改定(かいてい)なし)、行政(ぎょうせい)(しょく)俸給(ほうきゅう)(ひょう)((いち))全体(ぜんたい)平均(へいきん)改定(かいてい)(りつ)は0.1%となる。

  また、行政(ぎょうせい)(しょく)俸給(ほうきゅう)(ひょう)((いち))以外(いがい)俸給(ほうきゅう)(ひょう)についても、行政(ぎょうせい)(しょく)俸給(ほうきゅう)(ひょう)((いち))との均衡(きんこう)基本(きほん)に、所要(しょよう)改定(かいてい)(おこな)うこととする(平成(へいせい)19(ねん)4月(しがつ)(にち)実施(じっし))。

(イ)扶養(ふよう)手当(てあて)

  民間(みんかん)支給(しきゅう)状況(じょうきょう)(とう)考慮(こうりょ)するとともに、少子化(しょうしか)対策(たいさく)推進(すいしん)にも配慮(はいりょ)し、扶養(ふよう)親族(しんぞく)である()(とう)(かか)支給(しきゅう)月額(げつがく)職員(しょくいん)扶養(ふよう)親族(しんぞく)でない配偶(はいぐう)(しゃ)がある場合(ばあい)(また)職員(しょくいん)配偶(はいぐう)(しゃ)がない場合(ばあい)の1(にん)(かか)支給(しきゅう)月額(げつがく)(のぞ)く。)を500(えん)引き上(ひきあ)げることとする(平成(へいせい)19(ねん)4月(しがつ)(にち)実施(じっし))。

(ウ)地域(ちいき)手当(てあて)支給(しきゅう)割合(わりあい)改定(かいてい)

   給与(きゅうよ)構造(こうぞう)改革(かいかく)における地域(ちいき)(かん)給与(きゅうよ)配分(はいぶん)見直(みなお)しを着実(ちゃくじつ)実施(じっし)するため、本年(ほんねん)4月(しがつ)(にち)から平成(へいせい)20(ねん)3月(さんがつ)31日(さんじゅういちにち)までの地域(ちいき)手当(てあて)支給(しきゅう)割合(わりあい)について、地域(ちいき)手当(てあて)(きゅう)()支給(しきゅう)割合(わりあい)平成(へいせい)18(ねん)3月(さんがつ)31日(さんじゅういちにち)調整(ちょうせい)手当(てあて)支給(しきゅう)割合(わりあい)との()が6%以上(いじょう)地域(ちいき)において、(すで)本年(ほんねん)4月(しがつ)()った改定(かいてい)(くわ)えて、0.5%の引上(ひきあ)げを(おこな)うこととした(平成(へいせい)19(ねん)4月(しがつ)(にち)実施(じっし))。

(エ)期末(きまつ)手当(てあて)勤勉(きんべん)手当(てあて)(とう)

  民間(みんかん)特別(とくべつ)(きゅう)支給(しきゅう)割合(わりあい)との均衡(きんこう)(はか)るため、支給(しきゅう)月数(げっすう)を0.05月(ごがつ)(ぶん)引き上(ひきあ)げ、4.5月(ごがつ)(ぶん)とする。引上(ひきあ)(ぶん)は、民間(みんかん)状況(じょうきょう)(とう)参考(さんこう)勤勉(きんべん)手当(てあて)割り振(わりふ)ることとし、本年度(ほんねんど)については、12月(じゅうにがつ)()勤勉(きんべん)手当(てあて)引き上(ひきあ)げ、平成(へいせい)20年度(ねんど)以降(いこう)においては、6月(ろくがつ)()(およ)12月(じゅうにがつ)()勤勉(きんべん)手当(てあて)均等(きんとう)になるよう配分(はいぶん)することとする(公布(こうふ)()実施(じっし))。

 

国の一般職員の支給月数

 

(2)給与(きゅうよ)構造(こうぞう)改革(かいかく)

  平成(へいせい)17(ねん)勧告(かんこく)()報告(ほうこく)において、国家(こっか)公務員(こうむいん)給与(きゅうよ)制度(せいど)基本(きほん)である職務(しょくむ)(きゅう)原則(げんそく)成績(せいせき)主義(しゅぎ)推し進(おしすす)めるとともに、地域(ちいき)における公務員(こうむいん)給与(きゅうよ)水準(すいじゅん)適正(てきせい)()(はか)るため、給与(きゅうよ)制度(せいど)抜本(ばっぽん)(てき)改革(かいかく)(おこな)うことを表明(ひょうめい)した。

  この給与(きゅうよ)構造(こうぞう)改革(かいかく)は、平成(へいせい)18年度(ねんど)以降(いこう)平成(へいせい)22年度(ねんど)までの(あいだ)逐次(ちくじ)実施(じっし)(はか)ることとしている。

 

  ア 平成(へいせい)20年度(ねんど)において実施(じっし)する事項(じこう)

(ア)専門(せんもん)スタッフ(しょく)俸給(ほうきゅう)(ひょう)新設(しんせつ)

  行政(ぎょうせい)多様(たよう)()複雑(ふくざつ)高度(こうど)()対応(たいおう)するため、公務(こうむ)において職員(しょくいん)(つちか)ってきた高度(こうど)専門(せんもん)(てき)知識(ちしき)経験(けいけん)活用(かつよう)するとともに、在職(ざいしょく)期間(きかん)長期(ちょうき)()対応(たいおう)する観点(かんてん)から、複線(ふくせん)(がた)人事(じんじ)管理(かんり)導入(どうにゅう)()けての環境(かんきょう)整備(せいび)(はか)るため、専門(せんもん)スタッフ(しょく)俸給(ほうきゅう)(ひょう)新設(しんせつ)する(平成(へいせい)20(ねん)4月(しがつ)(にち)実施(じっし))。

  専門(せんもん)スタッフ(しょく)俸給(ほうきゅう)(ひょう)は、行政(ぎょうせい)における特定(とくてい)分野(ぶんや)についての高度(こうど)専門(せんもん)(てき)知識(ちしき)経験(けいけん)必要(ひつよう)とされる調査(ちょうさ)研究(けんきゅう)情報(じょうほう)分析(ぶんせき)(とう)により、政策(せいさく)企画(きかく)(およ)立案(りつあん)(とう)支援(しえん)する業務(ぎょうむ)従事(じゅうじ)する職員(しょくいん)人事院(じんじいん)規則(きそく)(さだ)めるものに適用(てきよう)し、3(きゅう)構成(こうせい)とする。(かく)職務(しょくむ)(きゅう)水準(すいじゅん)は、(ほん)()(しょう)課長(かちょう)補佐(ほさ)(きゅう)から課長(かちょう)(きゅう)までの水準(すいじゅん)基礎(きそ)としたものとする。

(イ)地域(ちいき)手当(てあて)支給(しきゅう)割合(わりあい)改定(かいてい)

  地域(ちいき)手当(てあて)は、平成(へいせい)22年度(ねんど)までの(あいだ)段階(だんかい)(てき)改定(かいてい)することとしており、平成(へいせい)20(ねん)4月(しがつ)(にち)から平成(へいせい)21(ねん)3月(さんがつ)31日(さんじゅういちにち)までの(あいだ)暫定(ざんてい)(てき)支給(しきゅう)割合(わりあい)設定(せってい)平成(へいせい)19年度(ねんど)支給(しきゅう)割合(わりあい)を1〜2.5%引上(ひきあ)げ)する。

 

7 むすび

 

  職員(しょくいん)給与(きゅうよ)決定(けってい)(かん)する(しょ)条件(じょうけん)については、以上(いじょう)()べたとおりである。

  これらの調査(ちょうさ)結果(けっか)(とう)(もと)に、(くに)(およ)(ほか)都道府県(とどうふけん)動向(どうこう)(なら)びに特例(とくれい)条例(じょうれい)による減額(げんがく)措置(そち)(おこな)われていること(とう)()まえ、様々(さまざま)角度(かくど)から慎重(しんちょう)検討(けんとう)(かさ)ねた結果(けっか)職員(しょくいん)給与(きゅうよ)について所要(しょよう)措置(そち)(こう)ずる必要(ひつよう)があると判断(はんだん)し、(つぎ)のとおり報告(ほうこく)する。

 

(1)月例(げつれい)(きゅう)について

  前記(ぜんき)のとおり、本年(ほんねん)4月(しがつ)(ぶん)給与(きゅうよ)(がく)比較(ひかく)したところ、減額(げんがく)措置(そち)(まえ)では昨年(さくねん)引き続(ひきつづ)職員(しょくいん)給与(きゅうよ)民間(みんかん)給与(きゅうよ)上回(うわまわ)っていた(2.18%)が、昨年(さくねん)(3.17%)に(くら)べ、その較差(かくさ)縮小(しゅくしょう)している。

  これは、本県(ほんけん)民間(みんかん)事業(じぎょう)(しょ)について、ベースアップ、定期(ていき)昇給(しょうきゅう)状況(じょうきょう)がわずかながらも改善(かいぜん)傾向(けいこう)にあることに(くわ)え、職員(しょくいん)給与(きゅうよ)水準(すいじゅん)について、その引下(ひきさ)げが段階(だんかい)(てき)実施(じっし)されている(ちゅう)ことによるものと(おも)われる。

   また、特例(とくれい)条例(じょうれい)による給与(きゅうよ)減額(げんがく)()では、昨年(さくねん)引き続(ひきつづ)職員(しょくいん)給与(きゅうよ)民間(みんかん)給与(きゅうよ)下回(したまわ)っており、その較差(かくさ)昨年(さくねん)より拡大(かくだい)している。

   一方(いっぽう)(くに)においては、月例(げつれい)(きゅう)については俸給(ほうきゅう)(ひょう)扶養(ふよう)手当(てあて)地域(ちいき)手当(てあて)引上(ひきあ)改定(かいてい)本年(ほんねん)4月(しがつ)遡及(そきゅう)して(おこな)うこととされたところである。

   このような状況(じょうきょう)()まえ、職員(しょくいん)月例(げつれい)(きゅう)については以下(いか)()べる改定(かいてい)必要(ひつよう)であると判断(はんだん)した。

 

(ちゅう)(こく)においては、平成(へいせい)18(ねん)4月(しがつ)から、全国(ぜんこく)共通(きょうつう)適用(てきよう)される俸給(ほうきゅう)(ひょう)水準(すいじゅん)について、民間(みんかん)賃金(ちんぎん)水準(すいじゅん)(もっと)(ひく)地域(ちいき)()わせ平均(へいきん)4.8%の引下(ひきさ)改定(かいてい)(おこな)い、経過(けいか)措置(そち)(もう)けて段階(だんかい)(てき)実施(じっし)するなどの改正(かいせい)(おこな)われた。

        本県(ほんけん)においても、(くに)(じゅん)じて給料(きゅうりょう)(ひょう)引下(ひきさ)改定(かいてい)(おこな)われている。

  

経過(けいか)措置(そち)内容(ないよう)

  改定(かいてい)()給料(きゅうりょう)(ひょう)適用(てきよう)()平成(へいせい)18(ねん)4月(しがつ)(にち))における給料(きゅうりょう)月額(げつがく)が、その前日(ぜんじつ)()けていた給料(きゅうりょう)月額(げつがく)切替(きりかえ)(ぜん)給料(きゅうりょう)月額(げつがく))に(たっ)しない職員(しょくいん)(たい)しては、その(もの)()ける給料(きゅうりょう)月額(げつがく)が、昇給(しょうきゅう)(とう)により切替(きりかえ)(ぜん)給料(きゅうりょう)月額(げつがく)(たっ)するまでの(あいだ)、その差額(さがく)支給(しきゅう)する。

 

ア  給料(きゅうりょう)(ひょう)

  若年(じゃくねん)(そう)職員(しょくいん)給料(きゅうりょう)水準(すいじゅん)については、平成(へいせい)14(ねん)以降(いこう)給料(きゅうりょう)(ひょう)引下(ひきさ)改定(かいてい)(ともな)って引き下(ひきさ)げられているが、民間(みんかん)においては、初任(しょにん)(きゅう)()びが()られたところであり、結果(けっか)として、初任(しょにん)(きゅう)中心(ちゅうしん)とした若年(じゃくねん)(そう)職員(しょくいん)給料(きゅうりょう)民間(みんかん)(くら)(ひく)水準(すいじゅん)にある。

  上記(じょうき)(てん)()まえ、公務(こうむ)への有能(ゆうのう)人材(じんざい)確保(かくほ)観点(かんてん)から、給料(きゅうりょう)(ひょう)については、人事院(じんじいん)勧告(かんこく)(じゅん)じて、初任(しょにん)(きゅう)中心(ちゅうしん)若年(じゃくねん)(そう)限定(げんてい)した改定(かいてい)(おこな)うこととする。

  また、高等(こうとう)学校(がっこう)(とう)教育(きょういく)(しょく)給料(きゅうりょう)(ひょう)(なら)びに中学校(ちゅうがっこう)(およ)小学校(しょうがっこう)教育(きょういく)(しょく)給料(きゅうりょう)(ひょう)については、行政(ぎょうせい)(しょく)給料(きゅうりょう)(ひょう)との均衡(きんこう)考慮(こうりょ)して改定(かいてい)(おこな)うこととする。(ちゅう)なお、再任(さいにん)(よう)職員(しょくいん)給料(きゅうりょう)月額(げつがく)(なら)びに任期付(にんきつき)研究(けんきゅう)(いん)給料(きゅうりょう)(ひょう)(しょう)へい(がた)(およ)特定(とくてい)任期付(にんきつき)職員(しょくいん)給料(きゅうりょう)(ひょう)については、改定(かいてい)(おこな)わない。

 

(ちゅう)(こく)においては、平成(へいせい)16(ねん)4月(しがつ)国立(こくりつ)大学(だいがく)法人(ほうじん)()(ともな)い、本県(ほんけん)高等(こうとう)学校(がっこう)(とう)教育(きょういく)(しょく)給料(きゅうりょう)(ひょう)(なら)びに中学校(ちゅうがっこう)(およ)小学校(しょうがっこう)教育(きょういく)(しょく)給料(きゅうりょう)(ひょう)相当(そうとう)する俸給(ほうきゅう)(ひょう)廃止(はいし)されているため、当該(とうがい)俸給(ほうきゅう)(ひょう)にかかる勧告(かんこく)(おこな)われていない。

 

イ  扶養(ふよう)手当(てあて)

  前述(ぜんじゅつ)した民間(みんかん)における家族(かぞく)手当(てあて)支給(しきゅう)状況(じょうきょう)考慮(こうりょ)するとともに、本県(ほんけん)においても少子化(しょうしか)対策(たいさく)緊急(きんきゅう)(てき)重点(じゅうてん)(てき)取り組(とりく)まれていることにも配慮(はいりょ)し、人事院(じんじいん)勧告(かんこく)(じゅん)じて、扶養(ふよう)親族(しんぞく)である()(とう)(かか)支給(しきゅう)月額(げつがく)引き上(ひきあ)げることとする。

 

(2)期末(きまつ)手当(てあて)勤勉(きんべん)手当(てあて)について

 (くに)においては、前記(ぜんき)のとおり、支給(しきゅう)月数(げっすう)を0.05月(ごがつ)(ぶん)引き上(ひきあ)げ、4.5月(ごがつ)(ぶん)とすることとされたところである。

  一方(いっぽう)本県(ほんけん)においては、職員(しょくいん)期末(きまつ)手当(てあて)勤勉(きんべん)手当(てあて)支給(しきゅう)月数(げっすう)(4.45月(ごがつ)(ぶん))が民間(みんかん)特別(とくべつ)(きゅう)支給(しきゅう)割合(わりあい)(4.02月(にがつ)(ぶん))を上回(うわまわ)っており、昨年(さくねん)(くら)べ、その()拡大(かくだい)昨年(さくねん)0.34月(しがつ)(ぶん)本年(ほんねん)0.43月(さんがつ)(ぶん))している。

  また、特例(とくれい)条例(じょうれい)により、期末(きまつ)手当(てあて)勤勉(きんべん)手当(てあて)連動(れんどう)して減額(げんがく)されているが、期末(きまつ)手当(てあて)勤勉(きんべん)手当(てあて)支給(しきゅう)月数(げっすう)から特例(とくれい)条例(じょうれい)による(げん)(りつ)(ぶん)相当(そうとう)する月数(げっすう)(げん)じた月数(げっすう)(4.19月(くがつ)(ぶん))で比較(ひかく)した場合(ばあい)においても、民間(みんかん)特別(とくべつ)(きゅう)支給(しきゅう)割合(わりあい)相当(そうとう)程度(ていど)上回(うわまわ)っていることが(みと)められた。

  期末(きまつ)手当(てあて)勤勉(きんべん)手当(てあて)について、(ほん)委員(いいん)(かい)は、職員(しょくいん)士気(しき)高揚(こうよう)有能(ゆうのう)人材(じんざい)確保(かくほ)観点(かんてん)からは、(くに)(ほか)都道府県(とどうふけん)職員(しょくいん)との(ひとし) (こう)考慮(こうりょ)し、一定(いってい)水準(すいじゅん)確保(かくほ)する必要(ひつよう)(せい)(みと)めつつも、昨年(さくねん)勧告(かんこく)()報告(ほうこく)においては、(ひろ)県民(けんみん)理解(りかい)()るために、地域(ちいき)民間(みんかん)事業(じぎょう)(しょ)における支給(しきゅう)実態(じったい)をより反映(はんえい)したものとする必要(ひつよう)がある(むね)言及(げんきゅう)したところである。

  以上(いじょう)(てん)総合(そうごう)(てき)勘案(かんあん)し、本年(ほんねん)期末(きまつ)手当(てあて)勤勉(きんべん)手当(てあて)については、0.2月(にがつ)(ぶん)引き下(ひきさ)げ4.25月(ごがつ)(ぶん)とすることとする。

 引下(ひきさ)げに()たっては、平成(へいせい)20年度(ねんど)以降(いこう)6月(ろくがつ)()12月(じゅうにがつ)()期末(きまつ)手当(てあて)をそれぞれ0.1月(いちがつ)(ぶん)づつ引き下(ひきさ)げることとするが、本年度(ほんねんど)については、6月(ろくがつ)()期末(きまつ)手当(てあて)支給(しきゅう)()みであることから、12月(じゅうにがつ)()期末(きまつ)手当(てあて)を0.2月(にがつ)(ぶん)引き下(ひきさ)げることとする。

  また、再任(さいにん)(よう)職員(しょくいん)任期付(にんきつき)研究(けんきゅう)(いん)(およ)特定(とくてい)任期付(にんきつき)職員(しょくいん)期末(きまつ)手当(てあて)についても同様(どうよう)支給(しきゅう)月数(げっすう)引き下(ひきさ)げることとする。

 

(3)その()手当(てあて)(とう)について

ア  地域(ちいき)手当(てあて)

  民間(みんかん)賃金(ちんぎん)(たか)地域(ちいき)勤務(きんむ)する職員(しょくいん)(とう)支給(しきゅう)対象(たいしょう)とする地域(ちいき)手当(てあて)については、平成(へいせい)20(ねん)4月(しがつ)(にち)から平成(へいせい)21(ねん)3月(さんがつ)31日(さんじゅういちにち)までの(あいだ)暫定(ざんてい)(てき)支給(しきゅう)割合(わりあい)について、人事院(じんじいん)勧告(かんこく)(じゅん)じて、下表(かひょう)のとおりとする。

 

平成20年度の地域手当の級地別支給割合 

イ 特殊(とくしゅ)勤務(きんむ)手当(てあて)

 (ほん)委員(いいん)(かい)は、昨年(さくねん)勧告(かんこく)()報告(ほうこく)において、社会(しゃかい)情勢(じょうせい)変化(へんか)(とう)により特殊(とくしゅ)(せい)(うす)れているものについて、廃止(はいし)(ふく)めて見直(みなお)すとともに、実績(じっせき)重視(じゅうし)した支給(しきゅう)内容(ないよう)となるよう検討(けんとう)(すす)め、早期(そうき)改正(かいせい)する必要(ひつよう)がある(むね)言及(げんきゅう)したところである。

  県立(けんりつ)学校(がっこう)教育(きょういく)職員(しょくいん)(およ)市町村(しちょうそん)(りつ)学校(がっこう)教職員(きょうしょくいん)特殊(とくしゅ)勤務(きんむ)手当(てあて)については、本年(ほんねん)4月(しがつ)に、この趣旨(しゅし)沿()った改正(かいせい)(おこな)われたところであるが(ちゅう)、その()職員(しょくいん)にかかる特殊(とくしゅ)勤務(きんむ)手当(てあて)についても、できるだけ早期(そうき)改正(かいせい)(おこな)うことが必要(ひつよう)である。

 

(ちゅう)関係(かんけい)条例(じょうれい)(など)改正(かいせい)により、他校(たこう)兼務(けんむ)手当(てあて)(およ)(ほん)分校(ぶんこう)勤務(きんむ)手当(てあて)廃止(はいし)などの見直(みなお)しが(おこな)われた。

 

ウ 教育(きょういく)職員(しょくいん)給与(きゅうよ)(とう)

  本年(ほんねん)6月(ろくがつ)公布(こうふ)された学校(がっこう)教育(きょういく)(ほう)(など)一部(いちぶ)改正(かいせい)する法律(ほうりつ)により、学校(がっこう)における組織(そしき)運営(うんえい)体制(たいせい)指導(しどう)体制(たいせい)確立(かくりつ)(はか)るため、小・中学校(しょうちゅうがっこう)(とう)(ふく)校長(こうちょう)主幹(しゅかん)教諭(きょうゆ)指導(しどう)教諭(きょうゆ)という(しょく)(ちゅう)()くことができることとされた(平成(へいせい)20(ねん)4月(しがつ)(にち)施行(せこう))。

 

(ちゅう)(かく)(しょく)職務(しょくむ)内容(ないよう)

(ふく)校長(こうちょう)校長(こうちょう)(たす)け、(みこと)()けて(こう)(つとむ)をつかさどる

主幹(しゅかん)教諭(きょうゆ)校長(こうちょう)(とう)(たす)け、(みこと)()けて(こう)(つとむ)一部(いちぶ)整理(せいり)するとともに、児童(じどう)生徒(せいと)教育(きょういく)(とう)をつかさどる

指導(しどう)教諭(きょうゆ)児童(じどう)生徒(せいと)教育(きょういく)をつかさどるとともに、(ほか)教諭(きょうゆ)(とう)(たい)して、教育(きょういく)指導(しどう)改善(かいぜん)充実(じゅうじつ)のために必要(ひつよう)指導(しどう)助言(じょげん)(おこな)

 

  また、これに先立(さきだ)本年(ほんねん)3月(さんがつ)中央(ちゅうおう)教育(きょういく)審議(しんぎ)(かい)文部(もんぶ)科学(かがく)大臣(だいじん)諮問(しもん)機関(きかん))の答申(とうしん)今後(こんご)教員(きょういん)給与(きゅうよ)在り方(ありかた)について」において は、現在(げんざい)の4(きゅう)(せい)給料(きゅうりょう)(ひょう)(かん)し、「主幹(しゅかん)仮称(かしょう)(また)指導(しどう)教諭(きょうゆ)仮称(かしょう))が(あら)たな(しょく)として位置付(いちづ)けられ、配置(はいち)される場合(ばあい)には...都道府県(とどうふけん)において、必要(ひつよう)(おう)じて...(あら)たな(きゅう)創設(そうせつ)することが(のぞ)ましい」とされているほか、教員(きょういん)一律(いちりつ)4%支給(しきゅう)されている教職(きょうしょく)調整(ちょうせい)(がく)や、教員(きょういん)特有(とくゆう)手当(てあて)(とう)について、見直(みなお)しの必要(ひつよう)(せい)指摘(してき)されている。

  本県(ほんけん)においては、(ふく)校長(こうちょう)(とう)(あら)たな(しょく)設置(せっち)(かん)する任命(にんめい)(けん)(しゃ)における検討(けんとう)結果(けっか)()まえ、必要(ひつよう)(おう)じ、その処遇(しょぐう)(とう)にかかる検討(けんとう)(おこな)うとともに、教職(きょうしょく)調整(ちょうせい)(がく)などその()手当(てあて)(とう)については、(くに)動向(どうこう)注視(ちゅうし)していく必要(ひつよう)がある。

   なお、産業(さんぎょう)教育(きょういく)手当(てあて)(およ)定時(ていじ)(せい)通信(つうしん)教育(きょういく)手当(てあて)については、(ほか)都道府県(とどうふけん)動向(どうこう)()まえ検討(けんとう)(おこな)必要(ひつよう)がある(むね)昨年(さくねん)言及(げんきゅう)したところであるが、上記(じょうき)(くに)における手当(てあて)(など)見直(みなお)しの動向(どうこう)()まえつつ、(さら)検討(けんとう)(おこな)必要(ひつよう)がある。

 

エ 勤務(きんむ)実績(じっせき)給与(きゅうよ)への反映(はんえい)

 (ほん)委員(いいん)(かい)は、平成(へいせい)17(ねん)勧告(かんこく)()に、職員(しょくいん)勤務(きんむ)実績(じっせき)的確(てきかく)反映(はんえい)しうる給与(きゅうよ)制度(せいど)整備(せいび)喫緊(きっきん)課題(かだい)であるとして、昇給(しょうきゅう)勤勉(きんべん)手当(てあて)見直(みなお)しに(かか)勧告(かんこく)(おこな)い、昨年(さくねん)4月(しがつ)関係(かんけい)条例(じょうれい)(など)改正(かいせい)されたところである。

  この見直(みなお)しを実効(じっこう)あるものとするためには、任命(にんめい)(けん)(しゃ)における勤務(きんむ)実績(じっせき)給与(きゅうよ)への反映(はんえい)一層(いっそう)推進(すいしん)していく必要(ひつよう)がある。

 

(4)人事(じんじ)管理(かんり)(じょう)課題(かだい)について

ア  能力(のうりょく)実績(じっせき)(もと)づく人事(じんじ)管理(かんり)

  職員(しょくいん)公務(こうむ)(たい)する意欲(いよく)能力(のうりょく)(たか)め、組織(そしき)活性(かっせい)()公務(こうむ)能率(のうりつ)向上(こうじょう)(はか)るためには、能力(のうりょく)実績(じっせき)(もと)づく人事(じんじ)管理(かんり)推進(すいしん)する必要(ひつよう)があり、その前提(ぜんてい)として、職員(しょくいん)能力(のうりょく)実績(じっせき)的確(てきかく)評価(ひょうか)し、その結果(けっか)適切(てきせつ)処遇(しょぐう)反映(はんえい)させる人事(じんじ)評価(ひょうか)制度(せいど)構築(こうちく)(もと)められている。

  (くに)は、本年(ほんねん)7月(なながつ)国家(こっか)公務員(こうむいん)(ほう)改正(かいせい)し、能力(のうりょく)実績(じっせき)(もと)づく人事(じんじ)管理(かんり)推進(すいしん)するため、今後(こんご)(ねん)以内(いない)(あら)たな人事(じんじ)評価(ひょうか)制度(せいど)整備(せいび)し、任用(にんよう)給与(きゅうよ)(など)人事(じんじ)管理(かんり)活用(かつよう)することになった。

 本県(ほんけん)においても、(あら)たな人事(じんじ)評価(ひょうか)制度(せいど)への取組(とりくみ)(おこな)われているところであるが、今後(こんご)(くに)()都道府県(とどうふけん)制度(せいど)参考(さんこう)としながら、人事(じんじ)管理(かんり)基礎(きそ)として活用(かつよう)できる人事(じんじ)評価(ひょうか)制度(せいど)整備(せいび)取り組(とりく)んでいく必要(ひつよう)がある。

 

イ  人材(じんざい)育成(いくせい)女性(じょせい)職員(しょくいん)登用(とうよう)(とう)

 地方自治体(ちほうじちたい)主体性(しゅたいせい)強化(きょうか)(もと)められる一方(いっぽう)、かってない(きび)しい財政(ざいせい)状況(じょうきょう)(なか)で、県民(けんみん)期待(きたい)信頼(しんらい)(こた)えていくためには、個々(ここ)職員(しょくいん)意識(いしき)改革(かいかく)政策(せいさく)形成(けいせい)能力(のうりょく)創造(そうぞう)(りょく)専門(せんもん)(せい)などの(さら)なる向上(こうじょう)必要(ひつよう)である。

 とりわけ大幅(おおはば)人員(じんいん)削減(さくげん)への取組(とりくみ)(おこな)われている状況(じょうきょう)にあって、行政(ぎょうせい)水準(すいじゅん)維持(いじ)し、向上(こうじょう)目指(めざ)すには、職員(しょくいん)一人(ひとり)ひとりの能力(のうりょく)開発(かいはつ)がこれまで以上(いじょう)(もと)められており、そのための人材(じんざい)育成(いくせい)については、喫緊(きっきん)課題(かだい)として取り組(とりく)んでいく必要(ひつよう)がある。

  (とく)に、行政(ぎょうせい)(しょく)職員(しょくいん)などの人事(じんじ)異動(いどう)ローテーションに(かん)しては、職員(しょくいん)専門(せんもん)(せい)向上(こうじょう)させるという観点(かんてん)から、そのあり(かた)検討(けんとう)する必要(ひつよう)がある。

 若手(わかて)職員(しょくいん)育成(いくせい)は、組織(そしき)活性(かっせい)()(はか)(うえ)取り組(とりく)むべき重要(じゅうよう)課題(かだい)であり、意思(いし)形成(けいせい)過程(かてい)への参加(さんか)機会(きかい)充実(じゅうじつ)職場(しょくば)における人材(じんざい)育成(いくせい)体制(たいせい)強化(きょうか)などを推進(すいしん)し、若手(わかて)職員(しょくいん)生き生(いきい)きと職務(しょくむ)取り組(とりく)み、様々(さまざま)課題(かだい)積極(せっきょく)(てき)挑戦(ちょうせん)できる環境(かんきょう)(ととの)えていく必要(ひつよう)がある。

  また、男女(だんじょ)共同(きょうどう)参画(さんかく)社会(しゃかい)実現(じつげん)()けて、女性(じょせい)職員(しょくいん)管理(かんり)(しょく)への積極(せっきょく)(てき)登用(とうよう)意思(いし)形成(けいせい)過程(かてい)への参加(さんか)機会(きかい)充実(じゅうじつ)など、その育成(いくせい)登用(とうよう)引き続(ひきつづ)取り組(とりく)んでいく必要(ひつよう)がある。

 

ウ (そう)()勤務(きんむ)時間(じかん)短縮(たんしゅく)

 (そう)()勤務(きんむ)時間(じかん)短縮(たんしゅく)は、職員(しょくいん)健康(けんこう)保持(ほじ)(およ)公務(こうむ)能率(のうりつ)維持(いじ)向上(こうじょう)(めん)でも、職業(しょくぎょう)生活(せいかつ)家庭(かてい)生活(せいかつ)調和(ちょうわ)(はか)(うえ)でも重要(じゅうよう)課題(かだい)である。したがって、適正(てきせい)勤務(きんむ)時間(じかん)管理(かんり)(つと)めるとともに業務(ぎょうむ)見直(みなお)しを(おこな)うなど、今後(こんご)とも、時間外(じかんがい)勤務(きんむ)縮減(しゅくげん)(はか)必要(ひつよう)がある。

  また、(そう)()勤務(きんむ)時間(じかん)短縮(たんしゅく)のためには、年次(ねんじ)有給(ゆうきゅう)休暇(きゅうか)積極(せっきょく)(てき)取得(しゅとく)促進(そくしん)することが必要(ひつよう)である。(参考(さんこう)資料(しりょう)(だい)28(ひょう):PDF(ばん)66.4KB

 人事院(じんじいん)は、民間(みんかん)企業(きぎょう)所定(しょてい)労働(ろうどう)時間(じかん)が、国家(こっか)公務員(こうむいん)勤務(きんむ)時間(じかん)よりも(みじか)いという調査(ちょうさ)結果(けっか)()けて、本年(ほんねん)公務員(こうむいん)人事(じんじ)管理(かんり)(かん)する報告(ほうこく)において、来年(らいねん)目途(もくと)民間(みんかん)準拠(じゅんきょ)原則(げんそく)(もと)づいて見直(みなお)しに(かん)する勧告(かんこく)(おこな)うという方針(ほうしん)(しめ)した。本県(ほんけん)においても、国家(こっか)公務員(こうむいん)勤務(きんむ)時間(じかん)見直(みなお)しの状況(じょうきょう)(とう)注視(ちゅうし)しながら、検討(けんとう)(おこな)っていく必要(ひつよう)がある。

 

エ  メンタルヘルス対策(たいさく)

  職員(しょくいん)心身(しんしん)両面(りょうめん)にわたる健康(けんこう)づくりは、職員(しょくいん)個人(こじん)家族(かぞく)充実(じゅうじつ)した(せい) (かつ)()することとともに、ますます、複雑(ふくざつ)高度(こうど)()する行政(ぎょうせい)課題(かだい)迅速(じんそく)かつ的確(てきかく)対応(たいおう)し、県民(けんみん)期待(きたい)(こた)えていくためにも重要(じゅうよう)課題(かだい)である。

 (とく)に、(こころ)健康(けんこう)づくりについては、職員(しょくいん)自身(じしん)がストレスに()づき、これに対処(たいしょ)する方法(ほうほう)()につけること、(かく)職場(しょくば)においては、管理(かんり)監督(かんとく)(しゃ)中心(ちゅうしん)職員(しょくいん)相互(そうご)協力(きょうりょく)支援(しえん)意思(いし)疎通(そつう)(はか)ること(とう)によりストレスの(すく)ない(はたら)きやすい職場(しょくば)づくりを一層(いっそう)推進(すいしん)すること、任命(にんめい)(けん)(しゃ)においては、職員(しょくいん)への相談(そうだん)事業(じぎょう)研修(けんしゅう)事業(じぎょう)(おこな)うことなど、それぞれの立場(たちば)での継続(けいぞく)した取組(とりくみ)必要(ひつよう)である。(参考(さんこう)資料(しりょう)(だい)29(ひょう):PDF(ばん)66.4KB

 

オ 弾力(だんりょく)(てき)勤務(きんむ)形態(けいたい)導入(どうにゅう)

  育児(いくじ)介護(かいご)(おこな)職員(しょくいん)(たい)して適切(てきせつ)支援(しえん)(さく)(こう)じていくことは重要(じゅうよう)課題(かだい)である。本年(ほんねん)再度(さいど)育児(いくじ)休業(きゅうぎょう)取得(しゅとく)することができる事由(じゆう)(ちゅう)1)拡大(かくだい)(など)改善(かいぜん)がなされるなど、本県(ほんけん)では、これまで育児(いくじ)介護(かいご)のための休暇(きゅうか)育児(いくじ)休業(きゅうぎょう)制度(せいど)拡充(かくじゅう)(おこな)われてきたところであるが、これらの制度(せいど)利用(りよう)しやすい職場(しょくば)づくりや職員(しょくいん)意識(いしき)改善(かいぜん)引き続(ひきつづ)必要(ひつよう)である。

 また、本年(ほんねん)地方(ちほう)公務員(こうむいん)育児(いくじ)休業(きゅうぎょう)(とう)(かん)する法律(ほうりつ)一部(いちぶ)改正(かいせい)され、育児(いくじ)のための短時間(たんじかん)勤務(きんむ)(ちゅう)2)制度(せいど)導入(どうにゅう)可能(かのう)となった。この制度(せいど)により、長期間(ちょうきかん)にわたる職員(しょくいん)仕事(しごと)育児(いくじ)両立(りょうりつ)可能(かのう)となるとともに、男性(だんせい)職員(しょくいん)育児(いくじ)参加(さんか)機会(きかい)拡大(かくだい)にも()することが期待(きたい)されるものであり、本県(ほんけん)においてもその導入(どうにゅう)について検討(けんとう)する必要(ひつよう)がある。

 一方(いっぽう)地方(ちほう)公務員(こうむいん)(ほう)一部(いちぶ)改正(かいせい)により、近年(きんねん)行政(ぎょうせい)課題(かだい)複雑(ふくざつ)高度(こうど)()対応(たいおう)できるよう、職員(しょくいん)幅広(はばひろ)能力(のうりょく)開発(かいはつ)促進(そくしん)すべく、職員(しょくいん)自発(じはつ)(てき)職務(しょくむ)(はな)れて大学(だいがく)(とう)修学(しゅうがく)することや国際(こくさい)貢献(こうけん)活動(かつどう)への参加(さんか)(みと)める自己(じこ)啓発(けいはつ)休業(きゅうぎょう)制度(せいど)(ちゅう)3)導入(どうにゅう)することが可能(かのう)となった。職員(しょくいん)自発(じはつ)(せい)自主(じしゅ)(せい)積極(せっきょく)(てき)()かす柔軟(じゅうなん)仕組(しく)みを用意(ようい)することは、職員(しょくいん)個人(こじん)自己(じこ)啓発(けいはつ)につながるのみならず、ひいては、組織(そしき)全体(ぜんたい)活力(かつりょく)(たか)めることも期待(きたい)されることから、職員(しょくいん)実態(じったい)(とう)()まえつつその導入(どうにゅう)について検討(けんとう)する必要(ひつよう)がある。

 

(ちゅう)1)育児(いくじ)休業(きゅうぎょう)取得(しゅとく)は、1(にん)()について原則(げんそく)(かい)であるが、職務(しょくむ)復帰(ふっき)(など)()条例(じょうれい)(さだ)める特別(とくべつ)事情(じじょう)がある場合(ばあい)は、再度(さいど)取得(しゅとく)(みと)められている。

(ちゅう)2)育児(いくじ)のための短時間(たんじかん)勤務(きんむ)

対象(たいしょう)となる職員(しょくいん)小学校(しょうがっこう)就学(しゅうがく)始期(しき)(たっ)するまでの()養育(よういく)する常勤(じょうきん)職員(しょくいん)

         (現行(げんこう)育児(いくじ)休業(きゅうぎょう)()(まん)(さい)(たっ)するまで)

勤務(きんむ)パターン:1日(ついたち)()たり4時間(じかん)1日(ついたち)()たり5時間(じかん)(しゅう)(にち)(しゅう)(にち)(はん)(など)勤務(きんむ)形態(けいたい)から選択(せんたく)

給与(きゅうよ)給料(きゅうりょう)(およ)職務(しょくむ)関連(かんれん)手当(てあて)勤務(きんむ)時間(じかん)(おう)じた(がく)生活(せいかつ)関連(かんれん)手当(てあて)全額(ぜんがく)支給(しきゅう)

(ちゅう)3)自己(じこ)啓発(けいはつ)休業(きゅうぎょう)制度(せいど)                                              

休業(きゅうぎょう)事由(じゆう):・大学(だいがく)(など)課程(かてい)履修(りしゅう)...国内外(こくないがい)大学(だいがく)(など)教育(きょういく)施設(しせつ)課程(かてい)履修(りしゅう)

 ・国際(こくさい)貢献(こうけん)活動(かつどう)...国際(こくさい)協力(きょうりょく)促進(そくしん)()する外国(がいこく)における奉仕(ほうし)活動(かつどう)のうち条例(じょうれい)(さだ)めるものへの参加(さんか)

休業(きゅうぎょう)期間(きかん):3(ねん)()えない範囲(はんい)(ない)条例(じょうれい)(さだ)める期間(きかん)

給与(きゅうよ)無給(むきゅう)

 

(5)勧告(かんこく)実施(じっし)要請(ようせい)について

  人事(じんじ)委員(いいん)(かい)勧告(かんこく)制度(せいど)は、労働(ろうどう)基本(きほん)(けん)制約(せいやく)されている公務員(こうむいん)適正(てきせい)処遇(しょぐう)確保(かくほ)するため、情勢(じょうせい)適応(てきおう)原則(げんそく)(もと)づき、公務員(こうむいん)勤務(きんむ)条件(じょうけん)社会(しゃかい)一般(いっぱん)情勢(じょうせい)適応(てきおう)させるためのものとして、県民(けんみん)理解(りかい)支持(しじ)()定着(ていちゃく)し、行政(ぎょうせい)運営(うんえい)安定(あんてい)寄与(きよ)してきている。

現在(げんざい)危機(きき)(てき)状況(じょうきょう)にある(けん)財政(ざいせい)(もと)個々(ここ)職員(しょくいん)は、(かぎ)られた予算(よさん)人員(じんいん)(なか)最大限(さいだいげん)効果(こうか)発揮(はっき)できるよう、複雑(ふくざつ)多様(たよう)()する業務(ぎょうむ)(たい)し、(つよ)使命(しめい)(かん)をもって立ち向(たちむ)かっていくことが(もと)められており、給与(きゅうよ)をはじめとする職員(しょくいん)勤務(きんむ)条件(じょうけん)は、そのような職員(しょくいん)努力(どりょく)成果(せいか)的確(てきかく)(むく)いるものでなければならない。

   現在(げんざい)(おこな)われている特例(とくれい)条例(じょうれい)による給与(きゅうよ)減額(げんがく)措置(そち)については、(けん)財政(ざいせい)運営(うんえい)一段(いちだん)(きび)しさを()していることから、減額(げんがく)措置(そち)継続(けいぞく)管理(かんり)(しょく)手当(てあて)上乗(うわの)減額(げんがく)について議論(ぎろん)されているところである。しかしながら、減額(げんがく)措置(そち)職員(しょくいん)生活(せいかつ)職務(しょくむ)(たい)する士気(しき)(あた)える影響(えいきょう)(きわ)めて(おお)きいものがあり、(しょ)情勢(じょうせい)(ととの)次第(しだい)本来(ほんらい)あるべき職員(しょくいん)給与(きゅうよ)水準(すいじゅん)確保(かくほ)されるべきと(かんが)える。

  県議会(けんぎかい)(およ)知事(ちじ)におかれては、この報告(ほうこく)(なら)びに勧告(かんこく)(ふか)理解(りかい)(しめ)され、適切(てきせつ)対応(たいおう)をいただくよう要請(ようせい)する。

 

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